2008壱岐サイクルフェスティバル

 

今年も来ました壱岐の島

九州で数少ない公道閉鎖のロードレース「壱岐サイクルフェスティバル」が今年で20回目を迎えました。長崎県・壱岐をほぼ1周する50km、長い登りこそないもののアップダウンの激しい、なかなかのハードコースに、登録選手、若者たちが大勢出場する本格的なロードレースです。
朝練親父どもも枯れ木も山の賑わい。参加することに意義がある、と例年、何人も混ぜてもらっています。
今年も常連7人と登録組の新宮人兄弟2人の計9人が参加しました。
50代半ばの私メとkiri隊長は、アップダウンの激しいコースは大嫌いなこともあり、寄る年波を理由に「役に立たん!」という顰蹙の声も馬耳東風、サポート隊を決め込んだ上に、なぜか「酒と魚!」を目的に誰かのバカ娘が乱入。実に計4人がサポート隊(と称する)として乗り込む、例年になく充実した(何が?)布陣で臨んだのでありました。
しかし、私、kiri隊長が揃って参加して宿の壱岐スーパーゴールドのストック全部飲み干した、などというおバカをやったころと比べると、年取ったねぇ。恒例の大宴会で壱岐スーパーゴールド結局3本しか空かなかったですよ。翌日出走組の自制が良かったのかね?

  

改善の余地あり・スタート

総勢400人弱が参加した50kmレースのスタート直後に、残念な事故が起きてしまいました。
スタートしてすぐにトンネルをくぐり抜けるのですが、3分の2ほど行ったところで先頭の登録グループで集団落車。10数名が巻き込まれてしまいました。
新宮人・兄は激しく地面に叩きつけられた上、後続に踏まれて全身打撲で救急車行き。新宮人・弟は、落車こそ免れたものの混乱の中で左足を負傷し、しばらく後にリタイアするハメになりました。幸い二人とも骨や内臓にひどいダメージはなく、何とか自力で帰宅することができたのは不幸中の幸いでした。
原因は、登録グループの後ろにいた一般参加選手が突っ込み、割り込もうとしたことにあるようです。スタート時の写真を改めて見直すと、トンネル入り口に差し掛かる前にすでに登録と一般参加の間隔がほとんどありません。
登録組は、こんな所で速度を上げても何にもならないことを承知していますから、むしろのんびりペース。逆に一般参加のうち一部のバカが後先考えずに突っ込んでいるんですね。
集団走行の経験がなく、なまじ強い上にすぐに冷静さを失う、自己チューほど迷惑なものはない。
(-.-)

再発防止は分離とシード

じゃぁどうすんべぇ。と言う話ですが。
1.登録と一般の分離。
スタートを5分ほどずらすとか、数10m空けた上に白バイ先導を一般の前にも付けるとかすればアホの突撃は防げるのではなかろうか。
安全な所(最初の登り)まで、時速30km/h以下のローリングスタートは必須かな?
2.シードの導入
前年の実績を元に、上位50人程度を成績順に前に並ばせる。これは登録、一般混合でも面白いかも知れない。無理なら、せめて一般だけでもやった方が良いと思いますが。
てなことを、事故後、長崎市のプロショップ「P」の社長M氏やサポート隊・過積載氏と、プロモーターZ氏に力説しておきました。ついでに某主催者サイドにも提案しています。今大会は長崎県の国体予選を兼ねていたためPのメンバーはかなり気合いが入っていたのに、この落車事故で全滅。M氏やメンバーの激怒は良く理解できます。突っ込んだヤツが判明したら袋だたきだな。こりゃ。
(-.-)