福岡市西部の住宅地にあるプロショップ「南米商会」に通ううちに自転車のとりこになった仲間が、自然発生的に集まって練習会を自主運営しています。休日の練習会=朝練だけに飽き足らず、何かと理由をつけて集まっては呑み、悔い…んにゃ食い、走っております。秋恒例の「板屋峠ヒルクライム」とDr.K主催のイベントについては、別コンテンツにてご紹介しておりますが、その他、多分に思いつきで「やろっか」となったイベントをこちらにまとめてみました。

復活!イカ食い競争(2011/5/14〜15)
初夏はイカのおいしい季節。イカといえば佐賀県・呼子。
福岡市西部からなら70kmほど、3時間も走れば、それはそれは新鮮なイカが堪能できます。
数年前までは、南米朝練の初夏の恒例イベントでしたが、諸般の事情で中断、今年、1泊2日の合宿として復活しました。
参加したのは、14人。うち4人はお世話役+イカ目的(^^;)。
走るのは30代〜60代まで10人。うち1人は回遊するため、ひと足先に別行動、5月14日(土)午前10時、9人が南米商会をスタートしました。
目的地は「国民宿舎波戸岬」(佐賀県唐津市)です。
コースは、国道202号線バイパスから玄界灘沿いを走り、虹ノ松原を経て唐津市に抜ける、いわゆる唐津街道(国道202号線)。見事な五月晴れに恵まれたはよいものの、強い西風にあおられて30km/hも出ません。普段は「朝練救助隊」に徹し、ここのところほとんど走っていない過積載氏が、この向かい風に屈して徐々に遅れはじめ、20km地点で右ふくらはぎが攣り、早くもリタイア。伴走車のお荷物と化し、前途多難を思わせたのでありました。

海沿いに出て虹ノ松原に向かう区間は、ほとんど起伏もなく集団で走っているとどんどん速度が上がってしまいます。風向きによっては、車が追い越しをあきらめるようなペースで延々と引きずり回されるところから「イカ食い競争」の呼び名が付いた、という次第。今回は強い向かい風のおかげで、それほどは上がらず、無事に唐津市入り。真っ直ぐ目的地に向かうと時間を持て余すだろう、といったん南へ迂回、竹木場から半島の西側に出てぐるりと回るコースを取りました。
唐津市北波多から竹木場へはきつい登り。まだまだ元気が残ってますから全員難なくこなしてコンビニで小休止。
ここで今回サポートに回った若者が陰謀を巡らし「まだ時間が余るから、いろは島展望台に行きましょう。そっちじゃなくて一回下ってから」と全員を展望台近くの大浦集落へと誘導します。
集落には港があるので、当然下りますな。小さな島と海が織りなす絶景を楽しんで下りながら「展望台は、丘の上だったよな」とどこかで理性が残っていたのは私だけではありませんでしたな。
伴走車組のニヤニヤ笑いと下り終えた後に待っていたのは、荒れた路面の強烈な登り2km。息絶え絶えで展望台にたどり着いたのでありました。素直に国道204号線を行けばほとんど登らずにすんだのにぃ。(T_T)
東松浦半島の東側、伊万里市から玄海町にかけての海沿いは起伏が結構あって、小さいアップダウンを繰り返します。ここを初めて走るメンバーには予想外のきつさだったようですが、それでも皆マイペースでこなし、午後4時過ぎには国民宿舎に到着。ざっと105kmを無事故で走り終えました。ちなみに別行動したTUNAさんは実に170km走ったとのこと。
頑張ったご褒美は、写真の通り。透き通った甘いイカ三昧とビールを堪能しましたですよ。

翌15日(日)もピーカン。
午前9時、国民宿舎を出発。強い西風も収まり、絶好のサイクリング日和となりました。
呼子港で土産を調達。前日の疲れも抜けとらんのでさっさと七ツ釜方面に下りて、登りを回避しようと思っていたら、打ち合わせ不足で先頭がわざわざ登りのある方に突っ走ってしまい、さらに疲れを倍増してしまった。(T_T)
唐津市からの海沿いは追い風基調。虹ノ松原を抜けて朝練の機関車トーマスことOTOさんが暴走しはじめ、延々と40km/h前後で引き倒し。死ぬかと思った。(T_T)
ちなみにOTOさん、小休止の後も●km/hで巡航する伴走車の後ろに張り付いて突っ走ったそうな。(別写真参照)。
ともあれ、午後1時前、無事に南米商会帰着。この日の走行距離はざっと75kmでありました。
相も変わらず行き当たりばったり、ろくに打ち合わせもせずに走ったので、伴走車とはぐれることも度々でしたが全員けがもなく無事に走り終えることができました。
さぁ、また来年やりましょう。

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