福岡市西部の住宅地にあるプロショップ「南米商会」に通ううちに自転車のとりこになった仲間が、自然発生的に集まって練習会を自主運営しています。休日の練習会=朝練だけに飽き足らず、何かと理由をつけて集まっては呑み、悔い…んにゃ食い、走っております。秋恒例の「板屋峠ヒルクライム」とDr.K主催のイベントについては、別コンテンツにてご紹介しておりますが、その他、多分に思いつきで「やろっか」となったイベントをこちらにまとめてみました。

2012壱岐サイクルフェスティバル(2012/6/10)
南米朝練高齢者チーム、今年も壱岐サイクルフェスティバルに参戦しました。根城にしている福岡市早良区のプロショップ「南米商会」が新体制になったのに伴い、スタッフ2人も同行しました。レース関係者や旧知の方も多くお見えになるでしょうし、新体制を認知してもらうためにも良い機会です。
しかし定宿「壱岐出会いの村」に計15人が申し込んだのですが、そのうちレース参加は6人、残りは「サポート」と称する観光組。年々この傾向が強くなっているので、そのうち単に「壱岐でうまい飯を食う会」になるのではないか。
まぁこうしてフェードアウトしつつある所もある一方、未だに続いているスポーツバイクブームで参加者は増加。過去最高の680人余のエントリーがあったそうな。元気な若者はもちろん、30代後半から40代が増えた印象がありますね。
肝心のレースですが、全員50km出走で最速だったmomoさんが1時間33分台で出走250人中51位と、50代にしてはなかなかのタイム。それから2分ずつ遅れて機関車トーマス、妖怪竹藪爺と続き、全員が無事完走しました。
竹藪爺は、タイムが出なかったことをすごく悔しがっておりましたがナニ、65歳に達し今年からシルバー手帳をもらっておるという現実が分かっておらん。(^_^;) まぁいくつになっても気持ちは若い、というのが元気の秘訣なんでしょうが……。
同宿のメンバーだけでなく、顔見知りの方もたくさん出場されていて近況を話し合うのもこうしたレースの楽しみですな。
一方で応援組の楽しみのひとつがうまい飯。「出会いの村」の食事は夕、朝ともに凝ったものではないけれど、質も量も抜群です。
それに毎年通っていると穴場を見つけるもので、前日到着時の昼食やレース後の昼食の場所はおそらく観光ガイドを見ても絶対に載ってないよな、というような場所ですが、どちらもうまくて量もたっぷり。レースもせずに野放図に飲み食いして遊んでいると見事に増量して帰ってくるはめになります。

さて。ホビーレースを楽しむ方が増えること自体は良いのですが、技量とマナーも同時にレベルアップしなければただの暴走になりかねません。今回、主催者が頭を抱えたのが落車事故の多さ。
計11人が病院送りとなって保険適用。スタッフが後始末に奔走させられておりました。けがまで至らない落車も結構あったようで、巻き添えを食った方もいるでしょう。元気に完走した選手の中にも「落車した!」と悔しそうに大声を上げていた方がおりました。あんまり大声で話すことではないと思いますが。
それとゴール直後、最後の坂を駆け上がってくる後続の脇をすり抜けるように道路端を自転車で逆走して、応援する仲間の所に向かう選手を何人も見かけました。登ってくる選手がいない時まで、するなとは言いませんが、中には2〜3人が最後のデッドヒートをやってる最中に脇をすり抜けるヤツもいて、これはまずかろう。
主催者はそんなところまで目を光らせている暇ななし。これは選手、サポーターの自覚が必要ですね。
来年は25周年記念大会です。主催者側ではすでに様々なプランが上がっているようです。来年も 皆さんが元気に島を訪れることができますように。