正月の初乗りには、DE・ROSA'73レプリカを引っ張り出します。おめでたい日だけに乗る「寿バイク」です。
1995年夏に入手しました。レプリカ自体は90年ごろから約300本(あくまで公称ですが)生産された貴重品。これに運良くカンパ50周年記念モデルを組むことができました。
これは1995年夏にパソコン通信「ニフティ・サーブ」の自転車フォーラム「fcycle18番・火の鳥」に書き込んだ顛末記です。学生のころ、とても手が届かなかったデ・ローザ。それもあのメルクスカラーのマシンを目の当たりにしたおやぢが、どうやって姫を我が家に入れることに成功したか。興味がおありになる方は、お付き合いください。
膨大な顔文字がWEB上では目ざわりかもしれませんが、フォーラム上の雰囲気を残すためにあえてそのままにしています。ご了承ください。

01713/01727 VEF00477 川野 正雄    アア憧れのデ・ローザ10
(18) 95/09/05 12:17

こんにちは <(__)>  土曜日はいきなり姫を自宅に連れ込んで既成事実を作る作戦でしたが、降り続く雨のため果たせませんでした。  ひと晩寝て、作戦変更です。
 godzzi「あ、洗い物か。オレがするけん(^^)。休んどってよかど」
 godzzi「こらバカムスメ(^^) 勉強せろ 私立中受験するなら今の3倍勉強せな。こら バカむすこ(^^) 脱いだ服ぐらい自分で片づけろ。こらバカむすこ バカムスメ(^^)(^^)トイレの電気を消せ、マンガは読んだら片づけんか。おまえら、おっかあに苦労かくっとでけんど」・・・・(^^)

 godzzi「なに?包丁が切れん? 買い物? よし おれがやっちゃぁ」コマゴマ コマゴマ(^^)
 godzzi「ところで、ちょっと自転車屋に寄ってくっけん(^^;)。イヤナニ おやぢがぜひ見せたいのがあるというから、まあ気に入ることはないとは思うが、ここはほれ(^^ゞおやぢの顔も立てんとならんし(^^;)」

 (^^;)昼間も百年分くらい機嫌をとっておいて、晴れ間を見計らって飛び出しました。
(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)(^^;)
 午後6時過ぎ、我が家に姫を連れて戻ります。
 ちびC♀ 「あ〜っ おとうちゃん また自転車買った!!」
 ちびA♂(オレより背が高い)「また ●△商会に儲けさせとぉ」(すっスルドイ)
 ちびB♀「自分のばっかり」(^^;)

2011/4/23追記
「ちびABC」とありますが、一番下の「C」が無事に大学を卒業、就職して手を離れています。ちなみに「C」は公称1.65m、実際はいくらあるのやら。「A]はすでに1児の父、つまり私は立派なおじーちゃん。んで「B」も地元福岡で就職しており、掲示板などで「バカ娘」として登場しています。

godzzi「どや(^^;) おれがビンボー学生のころ夢にまで見たロードレーサーのレプリカじゃ。中古やけどこれがたったの10万円ボーナス払いやド まいったかエッヘン(^-^)」
ムスコの母親「(--;)一体、どこに置くのよ。そうでなくても息子がウドの大木見たくなってうっとおしいのに。ずいぶん余裕があるのね。この前、娘の小学校の授業料が預金不足で引き落とされなくて恥かいたのに。少し小遣い減らしてもいいんじゃない」
ムムッあまりにも想定問答集通りの反応ではないか(--;)(--;)。

godzzi「税金たっぷり払ろうとっとやケ、公立小の授業料ぐらいしばらく待たせたっちゃバチは当たらん(・_・)。それよか、こげな極上中古は二度と出らんバイ。40にして学生時代の夢が叶うとは。うぅ(T^T) オレは幸せモンじゃ(T^T)」
徹底的にケムに巻いてさっさと娘のMTB用に買った室内用スタンドに姫を納めると、テキはあきれ果ててナニも言いませんでした。
ということで、とりあえず(^^;)姫は無事に我が家に入ったもんね。
ひと波乱期待していた皆様方、ざぁんねんでした。v(^_^)v。入れたら二度と出てこれん「たかくら車庫」のお世話にならずに済んだもんねv(^_^)v。
追伸:月曜日早朝、長崎の職場に向かうおやぢにムスコの母親がひと言「来週、帰ってくるまであの自転車あるとイイネ」(--;)  (^^;) う〜ん、敵もさるものちゃ(^^;)

福岡&長崎:godzzi(川野正雄)

01714/01727VEF00477 川野 正雄    アアデ・ローザ:終わりの始まり
(18) 95/09/05 12:18

こんにちは <(__)>  
ムスコの母親の目をちょろまかして日曜日も某商会に駆け込み、雨のため置いてけぼりにしてしまった姫と再会です。
ディアドラのクリート合わせもそこそこに、空気圧を確かめてまたがります。
ワクワク(^^)。
あんまりうれしくて、ペダルがうまく拾えません(^^ゞ。ちょうど油を売っていた歯科技工士に目一杯笑われてしまいました。
42T/17Tで踏み込むと、スーッと伸びます。かっちりとして、どこにも力が逃げる感じがない。入力がそのまま出力されるイメージでしょうか。  車重は10kgをようやく切る程度で軽くも何ともありませんが、はるかに楽に乗れてしまいます。足回りをはじめ軽量化がもてはやされて、確かに大変な効果があるのはTVTで十分に経験済みだけれど、それがすべてではない。ロードレーサーってのは不思議です。
400gを超すリムを#14プレーン36本でガチガチに組んだ重たい足回りなのに、ローは42T/21Tまででしかないのに、なんだこの軽快さ、心地良さはw(^o^")w。  ハンドリングもかったるさなどまったくなくて機敏そのものだけど、その奥には安定感がしっかりあって、不安を覚えるような挙動がないんだなw(^o^")w。

「もっと踏んで。まだまだ速く走れるのヨ」(^^)姫にそうささやかれ続けているような気がするほど、いつも踏んでいたくなる。これは足に在庫の少ないおやぢにとっては、悪魔かも知れない(・_・)。
社長 「どおね、ヨオ走ろぉ(^^)」
godzzi「こわか・・・v(^_^)v。硬かとにから、足ごたえなしに進むバイ」
社長 「そやろ。そん代わり足のない人にはDE・ROSAは無理やね。他のパイプでも同じタイ。ただ40thアニバーサリーに使おとるSLXのニュータイプは多少柔らかくなっとぉばって」
副社長「DE・ROSAは休ませてくれんもんねぇ。足が売り切れてからが問題バイ」
将来TVTを手放すことはあっても(それも考えにくいけど)、この姫を手放すことはないでしょう。中年おたくおやぢとDE・ROSA姫の蜜月は始まったばかりなのであります。この先、何が起こるやらハハハ(^^)。

福岡&長崎:godzzi(川野正雄)

長い駄文にお付き合いくださいましてありがとうございますm(^ ^)m。あこがれのマシンを手に入れたおやぢの喜びように、貴重な品をプレゼントしてくださった方もいらっしゃいます。
かつて南米商会にも出入りされていた四国のhappy・endさんからは、ビンダのストラップをいただきました。真ん中にフィルムをはさんで3層になった、今では入手困難な品です。
福岡在住時代に遊んでいただいた、しらなみさんからは50thアニバーサリーの軽合金製クリップをいただきました。
もったいなくて使えません(^^ゞ。
 また、朝練仲間のKさんは、ウニカNO.65を譲っていただきました。多謝。 
2002年現在、ウニカNo.65、ビンダストラップに加えて3tttレコード120mmを使用しています(さすがに寄る年波に勝てず2006年110mmに換装)。タイヤはクレメン・クリテリウムに履き替えております。
 クレメンは、ビットリアと同じライオン・タイヤの傘下、といいますか1ブランドになりましたので実質はビットリアと同じ物です。でも学生の頃に高級品、と刷り込まれた「クレメン」の名前があるだけで、何か楽しくなってしまいます。
正月の初日の出ランと、よっぽど天気が良くて気が向いたときにしか乗りませんが、「姫」に乗れる幸せ、を味わうひとときであります。