2000年夏<琵琶湖から北陸路へ

8月12日 西大津〜近江今津〜上中〜敦賀〜武生(150km
朝5時20分、長男に車で送ってもらい、博多駅6時発のひかり352号で出発。新大阪8時45分着。急いで8時49分の快速に乗り西大津まで。そこで自転車を組み立てて午前9時45分いよいよスタート。
今回は、日本縦断自転車旅行の続きで、2年前に走ったところまで戻り、そこから北上することにした。

大津から琵琶湖の西岸を走る。お盆前のためか渋滞で、道路の幅も狭いので思うように走れない。志賀町の白髪神社辺りからすいてくるが、わずかな上り勾配と向かい風のためにそんなにスピードは出ない。近江今津から若狭街道を上中の方へ走る。一昨年は小浜、上中から鯖街道を走り京都に抜けたので、今回は逆走する形になるが、以前走った道なので懐かしい。午後零時12分、今津上弘部で水の補給と軽い昼食のためコンビニに寄る。
 上中から若狭街道を走り敦賀へ、午後2時40分、マクドナルドで小休止。左に若狭湾を見ながら国道8号線を走る。海岸を離れて今日初めての登り。長くじわじわと15分ほど登ったところに道の駅・河野があり小休止。ダンプの風圧で飛ばされそうになった恐怖の武生トンネルを過ぎると武生着。午後4時40分。
 車で合流した友人とホテル近くの「いきいき料理”かねろく”」に行く。ここは大当たり! 料理も酒もうまかった。

8月13日 武生〜越前海岸〜東尋坊〜加賀市〜金沢(140km)
朝7時半に起きる。二日酔い一歩手前。午前8時30分スタート。緒田あたりで少し雨に降られるが大したことはない。1時間半で海に出る。越前海岸の景色はすばらしいが、いつも向かい風なのが気になる。
東尋坊で昼飯。観光ずれしている。もう二度と来ないぞ。
午後は途中から友人と別れる。友人は酒蔵の鶴来へ。こちらはただ走るのみ。小松や松任のコンビニに寄りながら午後4時ちょうどに金沢セントラルホテルに着く。
夕方から金沢の街を歩く。7時までに入ったら飲み物半額、につられてイタリアンレストランへ入り、ワインを2本飲む。金沢の街はなんとなく良さそうだ。

8月14日 金沢〜能登半島・輪島(115km)
明け方4時ごろ目が覚め、うとうとしながら6時半起床。8時45分スタート。街のなかはごちゃごちゃしているが(友人の運転する車の)カーナビについて街を出て輪島を目指す。
多少の起伏もあり、風もアゲンストだが前日よりはましだ。
コンビニでコーラを飲んでいると、伴走の友人から「前に自転車が1台行ったぞ」と言われ、追いかける。しばらくしてトライアスロン風の人に追いつき、一気に追い越す。が、向こうも意識したのかすぐに追い付いてくる。抜きつ抜かれつで彼が登りで少し遅れたため「ロマン峠中島」というところで休憩。ここらに伴走の友人がいるはず、と思ったがいない。あわてて電話。夢中で走っていて外海を走る予定が内海に向かってしまったようだ。穴水で合流することにする。
そこでしばらくトライアスロン氏(45歳ぐらい、佐川急便)に観光案内をしてもらいながら「ボラ待ちやぐら」を通って穴水へ30分ほどで着く。道の駅で昼飯にしようと思ったが、どこもいっぱい。伴走の友人は細い山道を走ってきたらしく大変だったとぼやいていた・・・すまん・・・。
車のなかで昼飯。40分ほどで輪島へ到着。午後2時過ぎだったのでホテルに自転車を置かせてもらい、車で能登半島の先(珠洲)まで行く。揚げ浜塩田、千枚田、ランプの宿などに寄ってみたが寒村の一言に尽きる。冬は厳しいだろう。観光地で夕食はどこもいっぱいですいているところに入って大失敗。すぐに出てホテルの姉妹店「のと吉」に行く。ここは酒も料理も良かった。

8月15日 輪島〜七尾(53km)
朝6時に起きて葉書を8枚書く。外はにわか雨がしばらく降っていた。7時半、朝食。すぐ朝市に行く。朝市は、観光化していてあまり買うものがないが、地酒とゆべしを土産に買う。
9時40分出発。風がフォローで走りやすい。平地は40km/h、七尾まで53kmを1時間50分で走ってしまう。「ほっとらんどnanao」で風呂に入って午後2時51分発のサンダーバード36号に乗る。午後6時27分新大阪着、ひかりレールスターに乗り換え午後9時43分、博多着。
今回の旅は、トンネルで一度だけ危ない目にあったが快適な走りができた。何といっても友人のサポートで、2日目から荷物を持たなくて良かったことに大感謝!!