2002年夏<日本最北端の宗谷岬をめざす旅

8月13日 浜頓別町〜オホーツクライン〜紋別市(128km)
曇り。早朝、クッチャロ湖を散歩、寒い。キャンパーが大勢いる。午前8時前に出発。気温15度、曇りのち雨の予報なのでウインドブレーカーを着ていく。30分走ったところで本降りになってきたのでヘルメットの下に帽子をかぶる。自然には逆らえない。道路標示に風速5m、17度と出ていたが、体感的には1月の指宿菜の花マラソンを走った時のように寒い。
雄武で休憩、紋別に近付くにしたがって雨がひどくなる。昼食も食べずに午後1時40分に紋別セントラルホテル着。9階のデラックスルーム、外をうろちょろする気力がないので昼はコンビニで買ってきて済ませる。はがきを書いて久しぶりにのんびりする。ホテルでの夕食は北海道づくし(カニ、ホタテ、シャケ、イクラ、タコetc)で酒がいけた。

本日の走行データ
D:129km
T:4:57
M:45.4km/h
A:26.0km/h
本日のルート

8月14日 紋別市〜網走市〜知床斜里町(160km)
午前5時起床。今日は曇り〜晴れ、最高気温は20度になりそう。窓から見えるオホーツク海は静かだ。いつっものようにキップパイロールとワセリンを尻にたっぷり塗って出発。
対向車線の自転車の外国人から「後ろの風はラッキィね!」と大声で叫ばれる。確かにラッキー。湧別でトイレタイム、こちらのトイレはすごく立派。ドアが二重になっていて自動ドアのところもある。
快調に走っていくうち、サロマ湖が右手に見える。変だ。オホーツクラインはいつも左手に海岸線があって、サロマ湖も左側に見えるはずだ。人もいないし分かるところまで引き返したらやはりミスコース。
 常呂でホッケとおにぎりの昼飯。ホッケが大きすぎ、おにぎりはテイクアウトする。カニ、ホッケ、昆布etc土産として宅急便で送る。国道238号線のそばだったので、網走刑務所に寄り記念撮影。網走を過ぎて久しぶりにロードレーサーに出くわし、ぶっ飛ばす。JR知床斜里駅に午後3時10分到着。明日の列車の時間を確認してすぐそばのホテルへ行く。

今回、福岡から斜里町に移り住んでいるT先生ご夫妻にお会いするのも目的のひとつ。夕方5時、谷岡先生に迎えに来ていただき「裏摩周展望台」に連れていっていただく。霧もなく素晴らしい眺めだった。帰りに「みどり温泉」に入り谷岡家でまたまた北海道づくしをごちそうになる。

本日の走行データ
D:160km
T:5:34
M:54.3km/h
A:28.6km/h
本日のルート

8月15日
曇りのち雨。自転車の旅は今回はここまで。知床斜里から釧路まで釧網本線列車の旅、林の中を縫って走り釧路に近付くと湿原が眼下に広がり、退屈しない2時間だ。釧路でスーパーおおぞら6号に乗り換え千歳空港へ。午後4時15分千歳発、午後6時40分福岡空港着で無事帰宅。
今年は都市部での宿泊ではないので、前もってインターネットで検索して予約した。個人パック旅行を利用した。景色が良く走行距離が長いところは晴れ、短い所で雨と本当にツキのある旅であった。道路も良く、バイクライダーや自転車ツーリストの人々に励まされ、出会った人たちとのちょっとした会話で、固まった心がふぁーと暖まった感動の旅であった。