2005年夏<山岳の夏with弥次喜多>
いつもセンセの印象ばかりで、果たして普遍してよいものか。という悩み、今回同行したお二人に尋ねたところ、案の定、いろいろと言いたいことがあったようです。取りあえず「補足しといて下さい!」と言われた分について、ご紹介します。

8月11日(木)
福岡15時355分発、仙台177時15分着。 仙台駅までバスで移動、ホテルに7時ごろ到着した。 今回は3泊以上で荷物が多いため、自転車はサイクリングヤマト便であらかじめホテルに発送しておいた。発送時の注意として、リアディレイラーを必ず外しておくこと、置き方(天地)を必ず指定しておくことを忘れないように。
自転車を部屋で組み立て夕食後すぐに就寝。一人旅ではないのでとにかく寝る。(遅刻しないように)

8月12日(金)
仙台駅前に午前8時集合、二人ともすでに到着して自転車を組み立て始めている。8時30分ごろ出発。天気は曇り、気温27度ぐらい。走るのにちょうど良い感じ。
最初の約50kmは平地のためテレテレと走る。後に登りがあるのが分かっているので体力温存の雰囲気が漂う。
11時、少し遠回りして蔵王の入り口に到着。この時点で小雨混じりの天気になる。ここからはひたすら登るのみ。舗装はきれいで申し分ない。勾配も緩やかで練習コースとしてもよさそうだ。 途中から霧が出始めるが、交通量が少ないのでそれほど問題にならない。が、視界が10mほどなので景色は全く分からない。
次第に雨足が強まってくる。気温も20度を下回る。標識がなく、視界もないのでどの程度登ったのかいまいち分からない。Kassyが遅れ気味なので後について登る。それでもひとりで登るよりハイペース。
12時半ごろ、頂上付近の気配がしてきたところに、売店とトイレを発見した。平田先生がそのまま行き過ぎようとしているところを、「止まりましょう!」と主張して休憩。雨も本降りになっている。
水道の通っていない売店でしょぼい素そば(450円)とあんまん。ちょっと空しい。でもこの店に立ち寄ったのは正解だった。下りきるまで自販機すらなかった。合羽を着込んで出発、5分ほどでお釜入り口に到着するが、リフトの入り口は発見できなかった。
30分ほど下って無事に山形に到着。コンビニがある所で止まりましょう、ということで米沢に向かって走り出すも、ない・・・。本当に道沿いに店がない。国道で車はガンガン通っているのに、あるのはブドウの売店程度。誰も止まろうと言い出さないのでひたすら走る。合羽が暑いが止まれない、道が狭くて止まれない、集団になっていないと損する気がするので止まれない・・・。
15kmほど走ったか? ようやく見つけたファミリーマートで停車、二人とも何かよく食べている。 この後は道も少し広くなりボチボチと走る。最上川を越え米沢市に入る。碁盤の目のようになっている道路は、幅が狭くていかにも地方都市という感じ。
平田先生が人に道を聞きまくって、米沢第一ホテルに到着。ホテルの外で、自転車にホースで水をかけて洗う。自転車は部屋に持ち込み、ウエアは自室で洗濯。(よいホテルにはコインランドリーなぞない) 先生がネットでビール券を取っていたすき焼き屋で夕食。味はまあまあだがビールがただなのでGood。

8月13日(土)
今日は90km程度しか走らないので、みんなのんびりしている。朝飯は充実。まったりと過ごす。1人で走る時は、時間が惜しいばっかりに朝食も取らずに6時ごろ出発するため、何か違和感がある。
上杉神社を観光した後、白布峠に登り始める。
二人とも調子良さそうに登っていくが、こっちは荷物を積むためにサドルのポジションを上げすぎて調子が悪い。登りの中間付近にある唯一の補給ポイント(白布温泉)でどうしても止まりたかったので声をかけるが、二人ともあまりの激坂に止まりたくない様子だ。
結局、温泉の出口で休憩するハメに。あるのは温泉の看板だけ。下って戻る根性はなし。平田先生は、そばまんじゅうを食べようと言っていたはずなのに・・・・。
この後、昼食ポイントまで民家はもちろん自販機もなかった。 どうにか頂上に到着。途中、標高の表示があったので気分的には少しは楽だった。下りは快適だが、ガードレールがワイヤなので視界が良すぎて微妙に怖い。雪対策だろうか?
自転車を止めて景色を眺めていたら、先行していた二人から安否確認の電話が入る。転けたかと思われたらしい。
昼食のパン屋は当たり。満腹で出発。ところが1分もしないうちに土砂降り、バス停で雨宿り。ここで裏磐梯を観光する予定だったのを切り上げて会津若松へ向かう。磐梯ゴールドラインは予想に反して最初の4kmほどが登り。多分、1人では登っていなかった。通行料70円。登り切ると下りと平坦。余裕を持ってフジグランドホテル到着。前日のホテルに比べるとちょっと落ちる。夕食のお店も当たり。平田先生の下調べのおかげ。ホテルに戻って飲み会。

雨は降ったけれどもそれなりに無難で、3人で走るのもなかなか良い感じでした。先生のコース選択も正解です。
翌日、1人で走った只見川沿いの六十里越えのコースは外れでした。雰囲気は良いのですが、スノーシェードがたくさんありすぎてかなり辛いです。スノーシェードは明るい路面の濡れたトンネルといった感じ。 でもまさか只見線が全線不通になるほどの大雨になるなんて・・・。
結局、田子倉駅で一時間半待ちのあげく、代行バスに救助されて自転車旅行は終了、でした。