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車の後部座席でうとうとしながら中央高速道路〜国道151号線で東栄温泉に寄り佐久間のT君宅へおじゃまする。
翌日は雨で天竜川を眺めながらの散歩のみであった。
走行データをみると毎日の実走行3時間前後、数年前の半分である。
帰宅してみると敬老会の案内が母の分と2通届いている。 |
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センセをサポートする同級生の一人が文中にも度々出ている佐久間のTさん。これまで感想を寄せていただいてなかったので、センセが「書かせる!」つて、寄稿していただきました。m(_
_)m
なお文章に「先生」とあったのをセンセのたっての希望で、「君」としました。同じ職業だし、同級生だし。 |
65歳の壁 |
この夏の「男の旅」のスタートは平田君の「おい、65歳になったら早速介護保険料の値上げを言ってきたぞ!」でスタートした。T君もS(私)も同じく昭和22年生まれ。今回は今までになく年齢が話題となる旅だった。
平田君が自転車で汗をかいているとき、私とS君は自動車で移動。毎度のことながら自転車のペースに合わせているので車も一般道を走ることになり、お盆のラッシュにも遭わずにあちらこちらと観光しながらのゆったりとした旅である。
夜の宴会(?)は平田先生の独壇場で、甲府のワインバーでは気が付けば隣のテーブルの若いカップルと意気投合、年の差はどこかへ消え去っていた。
しかし3人になると何度か「いつまで診療を続けるか」が話題となり、65歳を意識せずにはいられない今年の旅だった。
Sは、身延山の非情な石段に圧倒され登るのをあきらめかけたとき、近くに無料の斜行エレベーターを見つけ「神の助け」と感謝しつつ利用してしまった。65歳の壁を実感した時だった。(身延山はご存じのように日蓮宗の総本山です、神の助けはちょっと違うと思ったけれども)
さて、絵画好きな二人は自転車の平田君を先行させてこっそり山梨県立美術館にも寄った。65歳以上は常設展の入場料が無料! 喜んで受付に行ったら免許証提示を求められ、SはパスしたがTは65歳に3日足らんと言われ、有料。ここにもお役所仕事の壁がTの前に立ちはだかり、Tは65歳になる前にすでに壁にぶち当たったようだった。
しかしTとSの目的は常設展ではなく特別展の増田誠の絵を見ることだったので、結果的に二人とも特別展の入場料をちゃんと払ってパリを描いた素敵な絵を堪能することができて至福の時間をすごしたのであった。 |
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