元寇防塁
身近にある歴史を知るコース

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行程

今津運動公園〜元寇防塁〜玄界灘沿い〜芥屋大門〜松原〜元岡

 

特徴

普段見落としている身近な歴史、自然を再認識するお気楽ポタリングコース

 

距離・時間

40km 3時間はかけたい

 

kamesan-bourui.gif (216316 バイト)

普段、走り回っている糸島半島に国指定史跡「元寇防塁跡」と天然記念物「芥屋大門」があります。
いつも下を向いて通り過ぎるばかりではなく、たまには寄り道をしてふるさとのことを勉強することも大切だ、と思います。
そこでいつもみたいに福岡市内から自走するのではなく、糸島半島付け根の今津運動公園まで自転車を車に積んで、ここを起点にします。ここから折り返し地点の芥屋大門までサイクリングロード、自転車通行可の歩道が途切れることなく続いていますから、家族や女性、初心者とでも安心して走れると思います。

元寇防塁は、最初の蒙古襲来(文永の役1274年)の後、再度の来襲を恐れた鎌倉幕府が九州の御家人に命じて翌々年に造らせた石築地です。今津から香椎まで延長20km、高さ3mの石築地が博多湾を取り囲むようにして築かれました。防塁跡はあちこちに点在していますが、今津のものが最も大きく、当時の面影を残しています。「今津運動公園前」バス停横の路地からクロマツの防風林に入り込み、中ほどの道を右に折れると石がゴロゴロと顔を出しています。途中の200mほどが発掘復元されています。

防風林を抜けると、いつもの糸島半島海沿いコース。普段と違って道路脇のサイクリングロードをのんびりとポタリングしましょう。
途中、ちょっとした起伏がありますがゆっくり走れば何ということもない。二見浦に打ち寄せる玄界灘の潮風を楽しみながら芥屋大門に向かいます。芥屋大門は柱状の玄武岩が幾重にも重なった高さ64mの小さな岬です。突端に波によって形成された洞窟があり、春から秋にかけては芥屋漁港から遊覧船が出て、近くに寄ることもできます。
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このコース、雑誌「自転車人」(山と渓谷社)の依頼で執筆。2008年春号に掲載されたものです。これがご縁となって、その後も何度か取材行をしております。掲載後、数か月経過したらサミングアップして紹介させていただこうかと思います。

ド平坦に付き断面図は省略

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