福岡市在住の日隈優輔君(22)が、今シーズン、フランス・ノルマンディーのチームで走っています。大学に入ってからロードレースの魅力にとりつかれたH君。「絶対に本場フランスで走りたい」と夢を語ってくれたのが昨年夏。恒例の南米ヒルクライム前後でした。 |
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2005/5/13 | ||
パリ〜ルーべ 2005(1) フランスに到着した後、ライセンスの発行までに期間があるのでパリ〜ルーべを観戦に行くことになった。 しかも今回はASO(ツールドフランスやパリ〜ルーべといった大きなレースのオーガナイザー)発行のパスをいただいた。 これで一般では入れない場所まで入れる。 スタート前夜、レセプション会場ではリシャール・ビランク、ジャッキー・デュラン、ローラン・ジャラベールとフランスを代表する選手の顔もあった。
監督につれられてある女性のところへ挨拶に行く。彼女はag2r(アージェードゥーゼァ)の監督の娘さんで、現在チーム広報をしてるらしい。 朝食を終える頃、チームのバスが次々と会場へ。どのチームも大きなバスを所有している。日本では見れない光景だ。 出走サイン台に選手が登場、人気の選手には歓声があがる。 |
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パリ〜ルーべ 2005(2) | ||
スタートを見ることなく石畳区間へ移動、始まってからでは間に合わない。まずは今年から追加された石畳の坂。 車を飛ばして先回り、途中何台かのチームカーに追い越される、いろんな場所に先回りして状況におおじてサポートするらいい。 中野マッサーの乗ったファッサボルトロの車もあった。レース後に「ぬいた後に気がついたよ〜」なんて監督と話していた。 石畳区間をキャラバン隊が通る、この後に選手がくる。 数名の選手が逃げている。道幅は観客がせまくしているようなもんで、1人か2人ぐらいしか通れない。そこをチームカーがぶっ飛ばして通る、観客もお構い無しだ。観客もなれていてぎりぎりでかわす。自分は危うく轢かれそうになった…。 選手もレースをしているが観客もまた同じ。選手が通ったらすぐ次の場所へ!急げば3回は観れるらしい。 僕らも3回観れた。 そして最後はルーべのベロロロームへ。ここもパスが使えてなんとバンクの中へ! バンクの中心にいるので観客が見渡せる、選手がくると大声援だった。 最後のスプリントでは大方の予想通り、ボーネン(クイックステップ)が勝った。ヒンカピー(ディスカバリーチャンネル)は毎年惜しいとこまでいくんだが勝てない。 ボーネンはたくさんのプレスや関係者に囲まれポディウム横にあるインタビュースペースへ。 それを遠目に見ていると、横には3位になったフレチャ(ファッサボルトロ)が…。250キロのレースの最後わずか1秒差のスプリントで負けた選手が見向きもされてなかった、 勝負の世界は厳しい。この場所にいるといろんなものを感じた。 この二日間は自分にとって良い勉強になった、自分の世界がまた少し広がった気がする。 将来の職業の社会科見学に来た感じだった。 DAIHATSU Bonne Chance! Yusuke HIGUMA |
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パリ〜ルーべ 2005(P.S.) | ||
スピードというか感じたことは、力を推進力にかえるのがうまいということです。上半身の力がうまく下半身に伝わり下半身の力もにげていません。そのため悪路でも速い!僕は疲れてくると上半身と下半身がバラバラになってしまい進まなくなります。 そして終盤が一番速い!最後の最後なのにギアがどんどんかかっていきます。¥ 今からフランスへかえります、課題がたくさん見つかったので練習が楽しみです。 |
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