スポーツとして自転車に乗る人が増えています。
メタボ対策、地球温暖化、原油価格の高騰etc 環境と健康に優しい自転車の良さを知っていただくのは中学生のころからサイクリングに染まっていた間もなく老人としては大変嬉しいことです。
ただ、自転車、特にロードレーサーは一般に考えられているよりはるかに速い乗り物です。公道を走る以上、常に危険と隣り合わせであることを忘れては困ります。信号無視をはじめとする交通ルールを守らない行動は、自分がケガをするだけでなく、人様を傷つけてしまうことになりかねません。車やオートバイなどと一緒に道路を走る交通社会の一員として、上手に走るノウハウを覚え、マナーを守って走ることが、社会の自転車に対する理解につながると信じています。
ここで紹介する事柄は、あくまで公道上で事故を起こさないためのノウハウやマナーです。競技としての走り方と一致するとは限りませんので、その点を十分ご理解下さい。速く走るだけが能じゃない。社会においては「
無事之名馬」なのです。

挨拶をしよう!(転ばぬ先の杖編・4)
いつもの練習コース、福岡市西部の糸島半島一帯でもサイクリングを楽しんでいらっしゃる方を数多く見かけるようになりました。
すれ違った時に、挨拶をしませんか? もがいている最中に、とは言いません。流している時、途中休憩している時、軽く手を挙げるなり、会釈をするなり。山で出会うハイカーの皆さんは、ちゃんと挨拶しますよね。それと同じ事です。すっと気持ちが軽くなりますよ。
残念ながら、特にレースにのめり込んでいる若者たちの中に、そんなしつけができていない人を見受けます。自分より速い人、知人には挨拶をするが、そうでない人間には見向きもしない、というヤツがね。指導する人は速く走ることばかりにとらわれず、基本的なマナーも教えていただきたい。
挨拶を損得で勘定するのは好きではないけれど、万一、事故やトラブルに遭った時、普段挨拶を交わしている人が通りがかったら何らかの手助けをしてくれるかも知れない。逆に、普段挨拶も無視して走りすぎるヤツがトラブルに巻き込まれていたって関わり合いになりたくない、場合もあるでしょう。
私など、人間ができていないので、必ずそうするだろうな。
ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
2008/11/8

ライト付けてますか(転ばぬ先の杖編・5)
夜走るためには、ライトを付けなければいけません。歩道を無灯火でぶっ飛ばすなど言語道断。
ライトは路面を照らすことよりも、車やオートバイなどに所在を分からせる役割の方が大切です。ぼんやりと灯りが広がるものより、強い光が遠くに届くものの方が安全です。
力の強いLEDを使った物がありますから、これが一番ですね。
私の通勤短足号で使っているのは、某長谷川商会オリジナルの懐中電灯型ライト。白色LEDを6個使っていて、大変に明るく強い光が遠くまで届きます。
もうひとつ、大切なのがテールライトです。
追い越す車が早くに見つけてくれるので、緊張の度合いが違います。写真のように、点滅する小型のタイプもありますので、ぜひ取り付けて下さい。
ちなみに、ヘッドライトは白、テールライトは赤と法律(道路運送車両の保安基準)で決まっています。
時折、どちらも白とか、赤のライトを前照灯代わりに点滅させている人を見かけますが、進行方向を誤解させるので正しく付けましょう。
2008/11/8

サンキュー事故が(口を空けて)待っている(渋滞の落とし穴編・1)
毎度おなじみ下手っくそな絵。ごめんなさい。m(_ _)m
休日のサイクリング、渋滞に遭遇することも多いと思います。安易に横をすり抜けようとすると危ないですよ。
渋滞には危険がいっぱい、です。
m(_ _)m
(1) サンキュー事故を知ろう
統計があるわけではありませんが、自転車と車が絡む事故のうち、かなりの割合を「サンキュー事故」が占めるのではないでしょうか。
「サンキュー事故」とは、道路上において進路を譲るなどの好意に伴い発生するリスクによる事故を指します。自転車乗りにとっては、車対車が中心の交通社会で自転車の存在をつい忘れてしまうことによる事故、とでも言いましょうか。
渋滞の場面で一番多いのが、右、下手なポンチ絵のような状況。
対向車線に右折したい車があって、渋滞に巻き込まれた車が進路を譲ったのに気付かず、自転車が突っ込んで衝突する、というケース。責任割合は、それぞれの事例で変わりますが、私は自転車にもかなりの責任があると思っています。気を付けていれば防げる事故です。
びっちりと車間を詰めている中で、車間を空けている車があったら第一級の警戒警報。
左側にコンビニやレストランなんかがあったら、これも警戒警報。
何で車が車間を空けておるか。ちぃっと考えればわかること。右折したい車があるからだと、わかるでしょ?
(2)渋滞の車列の脇を猛スピードですり抜けるなど論外。
速度を落として走っていてもそういう危険がある、と認識していなければブレーキングが遅れてしまいます。事故防止で本当に必要なのはテクニックではありません。想像力です。
2008/11/11