イタリアのノーブランド品です。日本では輸入代理店が「ACOR」という名前で発売中。カーボンモノコックの前三角にチェンステイとシートステイを差し込んで接着した、いわゆる3ピースカーボンフレームです。
90年代半ばにロード乗りを再開してこれが11台目。LEMONDを主力マシンにしてほぼ2年。大変良いマシンなのですが、そろそろ違うものに乗ってみたくなってはいたけれど(どうも積算5000km前後で虫がうずくみたい)、いい年をしてやたら戦闘的なものとかミーハーなものには乗りたくない。なかなか候補がないねぇ、という話をしていた時に輸入代理店のセールスが南米にお見えになって話しているうちに「面白いカモ」と、衝動買いしてしまったという訳。ちなみにシールは20年ほど前のイタリア製の後付用です。
長くなるので詳しい乗り味や裏話は、<おやぢのつぶやき>に譲ることにして、仕上げは抜群、精度もバッチリ。真っ直ぐ走って見た目ほど硬くはない。大変バランスの良いマシンです。これでピラー付き(セルコフ・カーボン)で200kを切るという、大変リーズナブルな設定。おっさんだけでなく若者にも満足してもらえると思います。

2015年春、諸般の事情で手放しました。十分に楽しませてもらったし、メインのKING RSとはっきり性格の違うカーボンモデルを試してみようと考えたのがきっかけです。フレームは知人の紹介の方の元でまだまだ走り回っているはずです。