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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2006/12〜2007/3)

<ステムが割れた! 2>2006/12/9
朝練仲間のステムにひびが入っているのを発見!
使い始めて約2年、落車もなくさほど酷使したとは思えませんが、写真の通り。同じThe Stemで割れが生じたのを以前ご紹介しました。その時は落車経験があるので、その影響かとも思ったのですが、どうやらそうではないようです。
軽くて剛性があると人気のパーツですが、安心して使えるのは1年(5000km?)程度ということでしょう。

<BORAリム交換>2006/12/17
ストイックな走りが身上のDr.KがBORAのリムを交換しました。ブレーキ当たり面のエポキシが削れているためで、普通ならまだまだ大丈夫ですが、気になり始めたら仕方がない、ということらしい。
ところが、作業に丸々1日を費やしたとシャチョーがおかんむりでした。純正工具がニップル穴に通らない、ニップルの直径が変わっていて純正工具では合わない。スペーサーが入ってるんだけど、これが定位置に収まらない・・・。結局純正工具を加工して作業するハメになったらしい。ニップルの直径が変わるなんて時は、普通アナウンスがあると思うのですが、日本まで届かなかったのかな?
ニップルはいい加減だけど、新品リムの精度は抜群で、「今までで一番組みやすいホイール」とのこと。あんな変則的な張り方なのにね。ちなみにリム重量は400g。バランスがとれたホイールは大体400g〜450g程度の重量のようです。

<夜の試乗会>2006/12/17
先日、仕事帰りに南米商会を覗くと店の前に自転車がズラリ。TREKの営業マン(お姉様なのでウーマンか)が車に07モデルをたくさん積んで立ち寄り、夕方遅くから試乗をしていたらしい。
その数日前には、別の輸入代理店の営業がやはり暗くなってからオルベア・オルカを持ち込み、ミニ試乗会と相成りました。ちょうど11月後半から12月にかけては来年モデルの売り込みの時期ですから、ちょくちょくお店を覗くとこうした光景に結構出くわします。
そこいらをちょい乗りする程度ですが、それでも新しいマシンの傾向は分かるし、営業側にとってもショップやユーザーのニーズを把握できるでしょうから積極的に取り組んでもらいたいものです。

MASI割れた!>2007/1/7
大晦日、愛車たちをラックから降ろして一年の埃を拭っていてMASI−3Vの異変に気が付きました。
ボトル台座が割れて浮いてしまっているのです。パイプに変形がなく傷もないので、外部からの力が原因ではなさそう(娘の母親が腹いせにもいだ、とも思ったのですが・・・・)
南米に持ち込んで見てもらったところ、やはり応力によるもの。ロウはちゃんと回っているけれど薄く硬いパイプに直接付けるのが無理があるのでは? ということらしい。
この他にもシートラグ周辺に細かいヒビもいくつか発見しましたが、何とか補修できそうなので、長期入院と相成りました。
このバイクを造ったのは2002年。当時、アウター受けがほんのわずか真っ直ぐに付いていない、などという例が見受けられ、丁寧で正確な仕事を誇っていたMASIに微妙な影が出始めた頃でした。
ビルダーが歳を取り、目が悪くなるにつれ工作精度の悪さが目につき始めるとのこと。
ランドナーや、スポルティフで神様のように言われたサンジェやルネ・ルスもそうして衰退していきました。
MASIも新しい職人を次々に入れるような規模でない以上、いつかそうなる日が、と話していた当時のものだけに、すでに力の衰えが現実のものになっていたのですねぇ。

<シャア専用wheel>2007/1/23
Fulcrum Racing Zeroがようやく入荷しました。発表後すぐにオーダーを入れ昨年11月にも、という触れ込みでしたが入手できたのは1月半ば過ぎ。それでも一緒に発注したWOバージョンは未入荷ですので運が良い方でしょうか。
実測でフロント660g、リア820g。これまで使っていたRacing 1より100g弱軽量です。ハブ、スポークが変わったようには見えませんので、リムの厚みや材質を変えてきたのでしょうか。
先の朝練終了後に張り替えたばかりですので、これからのお付き合いですが、Racing 1は大変スムーズで平地でもどんどん転がる反面、私ぐらいの力では8%程度の坂でも長く続くとちょっともてあます感じがありました。その辺のバランスが、さてZeroでどう変わっているのでしょうか興味のあるところです。
ところで、物議を醸したこの色ですが、単体で見たらまぁ飛んでもない「朱色アルマイト」。ただ実際に取り付けるとそれほどでもない、という仲間が多いです。いずれにしても強烈なことは間違いありませんので、購入をお考えの方は実物をご覧になってからの方が無難、かと。
m(_ _)m

<シャア専用wheel・2>2007/2/6
ようやくRacing Zeroを試すことができました。
この季節の練習は、福岡市西部の糸島半島を回る約60kmの冬練コース。いくつかのコブがある程度のほぼ平坦コースです。
一番印象に残ったのは、大変加速の良いwheelということ。踏み出しがこれまで使っていたRacing 1に比べてはっきりと軽く、ダイレクトに加速していきます。Nucreonよりも軽いと思う。Bora(旧々版)並み? 転がり感も軽く、よく回るwheelだなぁ、と。何か所かのコブでは、端から見ても楽に駆け上がっているように見えたようです(スピードはともかくとして・・・・(--;))。
多分、長い登りは 「1」よりも楽だと思います。一方で、高速域の伸びは「1」に比べれば平凡。勝手に転がっていく感じは薄く、普通のwheel。とはいえ、Hyperonなどロープロファイル超軽量カーボンwheelのように延々と入力を続けないと前に進まない、というほどではない。あくまで普通のwheelには違いない。
「1」、「Zero」ともに、性能がとんがった超軽量カーボンwheelやエアロwheelとは違い、オールマイティを狙ったwheelです。その範囲内で平地巡航に振ったのが「1」、山岳側に振ったのが「Zero」なのかなぁ、と感じた次第。「1」は手放すつもりでしたが、ちょっとぶれ始めております・・・・。

<何の音だ!>2007/2/6
Racing Zeroの試乗中、リア周りから異音がするのに気が付きました。「シャッ、シャッ」という擦れるような音で、直後を走っている仲間も気が付くぐらいの結構大きな音です。
枯葉でもはさまったかと、調べても何もなし。ブレーキの当たりやスプロケの緩みなど考えられるところはあらかた調べても異常なし。
さっそく調べてもらい、1回転に1回音が出る。ペダリングを止めても音が出る。空回しでは出ずに負荷がかかった時だけでる・・・等々が判明、回転部分のどこかに原因があるはず、と分解検査と相成りました。
当然のことながら、ベアリング、ハブ軸などには異常なし。ダストキャップに小さなバリが出ていたのできれいに修正して組み立てても、やっぱり音がする・・・(--;)
原因は結局分からずじまい。取りあえずぶっ壊れそうな要因はなかったので、しばらくそのままで乗ることに相成りました。
いったい、何の音じゃ! (>_<)

<ホイールの群れ>2007/3/11
念願の自転車部屋が実現することになり、あちこちに分散して直していたスペアホイール、リムを引っ張り出しました。ホイール4セット、リム4セット。現在常用している5台(うち1台は長期入院中)には、ちゃんとホイールが付いていますので、ホイールは計9セットあることになります。ろくに走れもしないくせによくもまぁ・・・。
(+_+)
3組の完組ホイールはいずれもカンパ、あと1セットはレコード+SSCのノーマル仕様であります。何でこんな事になったかというと、今の完組ホイールって、性格がはっきりしているから面白いんですよね。で、これまでとコンセプトの違ったものが出ると、ついほしくなってしまうという・・・・。ま、そろそろいい加減にしないとまずい、みたいですね。

<念願の自転車部屋>2007/3/11
娘2人が就職と進学で、相次いで自宅を離れることになり、念願の書斎兼自転車部屋を持てることになりました。南米さんのご厚意に甘えて、預けっ放しのフレーム、ウン本を形にするために大型のラックを手配し、自分の城、作りです。
注文したのは、甲(カブト)の自立式4台掛けH400という商品。これを2セット計8台分。これにこれまで使っていた突っ張り式ラック1本とパソコンラック、安楽いすを部屋に収めようと言う魂胆です。
ラックは幅1350mm、高さ2000mm、奥行き800mm。結構な大きさですが、組み立ては難しいところは全くなく、1人でも30分足らずで十分組めます。ただし工具は付随していませんので、5mmのアーレンキーと10mmのレンチは必要です。
斜めにかかっている揺れ止めの金具の張り具合で枠が斜めになるので、ここは神経を使って調整しました。
どんがらで見た時は、ちゃんと4台収まるか心配しましたが、実際に収納してみるとちゃんと収まりました(当たり前、か(^0_0^))
間隔が狭くて取り出しにくいか、とも思いましたが、それほど心配することはなさそうです。取りあえず4台分の余裕が出来たので、さて、何から復活させましょうか。
ところで、甲(カブト)の製品は、ネット販売で入手できます。
大変対応がよく、注文を入れてすぐに発送してもらえました。問い合わせ先は
http://www.kabuto99.com/index.htmlです。興味のある方は、どうぞ。
m(_ _)m

<カンパワイン抜き!>2007/3/21
カンパニョロは、かつて非鉄金属加工の総合メーカーで自動車やオートバイのホイール(マグネシウムのが有名)、人工衛星の部品なども手掛けていて高い技術が売り物でした。
そんな製品の中に、昔からワインオープナーがあったのは古いファンならご存じでしょう。
ブロンズのとてもきれいなものですが、とても手の出る値段ではなかったような気がします。
昨年秋、某卸問屋のカタログに、カンパのワイン抜きがあるのを発見。昔ながらのブロンズのやつは22Kとやっぱり高いけれど、10K(税抜き)なり、の製品もあるではないですか。色もロブスター、黒、赤から選べます。これなら話の種に、と注文を入れてウンか月。色はロブスターに限る、とわがままを言ったせいもあり、3月も半ばになってようやく届きました。
第一印象は、デカイ! 全長280mmの堂々たるサイズ。何か、ドラクエかFFかにこんな格好のザコキャラがいたような・・・・。見ようによっては愛嬌のある姿です。
さっそく安ワインを調達して抜いてみました。ワインに詳しい人が聞くと笑うでしょうが、こんなに簡単にコルクを抜けるとは。
しばらく南米さんにお預けして皆さんに見ていただいています。夜練はワインだな、当分。
ということで、皆さんも家庭に一個、いかが? イタリア人が来たら喜びますよ。

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