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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2008/1〜3)

<磨き倒すぞ!>2008/1/27
子供たちが巣立ち、ちょっとした工作をすることもなくなりインパクトドライバーが遊んでおりました。もったいないので、何か使い道がないものかとDIY店を物色していたら、インパクトドライバーのビットに差し込んで使えるチャックがあるのね。ちゃんと。
となると考えることはただひとつ。
(^▽^ケケケ
磨くぞ! 
ちゃんとチャックのそばにありましたね。小さな差し込み式のバフ。しかし、実にたくさんの種類があってどれを使えばよいものやら。取りあえずいくつか購入して試してみました。しばらくは試行錯誤で、使い方を勉強しようと思います。
短時間やった感じでは、手作業よりも遙かに楽には違いないけどやっぱりこれも根気が大事、みたいですよ。m(_ _)m

<エアチェック!>2008/2/17
Silcaのフロアポンプ。あのメーターは本当に正しいのか?
疑問に思ったことはありませんか?
結構、いい加減、という実例を見ているので我が家のポンプはどうなんだろうと、パナレーサーの空気圧計を購入しました。
結果、我が家のポンプはほぼ正確でした。まぁひと安心なんですが・・・。
ただし(-.-)
とゆーことはですね。午前7時に8気圧入れたはずのエアが朝練帰着後の正午に6.5気圧、午後7時で6気圧とゆーのは、いかに空気が漏れておるか、ってぇことね。チューブラーと言えども、Vittoria Corsa CXはちょいと漏れすぎるんじゃぁなかろーか。
いいのか? これで。(-.-)

<NEW MADONE>2008/2/26
madon52_01.jpg (213073 バイト)頑なにホリゾンタルフレームを生産していたTrekが趣旨替えして、全車種スローピングに大変身。さてどんなだろう? とちょうどン年間5500に乗っていた朝練仲間が新しいフレームをおろしました。
TREKのファン、って多いですよね。硬くてシャキッ! クイックで素早い取り回し、思うとおりに振り回せるハンドリングはTREKならではです。
イタ車と張り合うアメリカブランド、というのがすっかり定着した背景には、ランス+TREKのツール7連覇の影響が一番大きいのでしょう。自分とこのブランドイメージをちゃんと理解して事業を展開している、という面ではさすが、という気がしますね。
さて、肝心の乗り味ですが「ゆっくり走っても乗り心地がいい!」と話しておりました。従来のイメージがかなり変わったようです。
TREKって、ひと昔前の「硬けりゃいいだろ」と言わんばかりのイモ・カーボンフォークに代表される荒削りな印象があるんですが、そうした一面がすっかり影をひそめているようですね。
週末ごとの悪天候で、本格的に乗り込むのはこれから、ということですがインプレッションが楽しみです。
ちょい乗りした感じではあの硬さそのものは変わっていない気がしますが・・・・。
m(_ _)m

<こんなの出すなよ>2008/3/1
左の写真をよぉ〜くご覧下さい。何かヘンだと思いませんか?
・・・・・・
そ。
車輪の中心とブレーキ取り付け穴がものの見事にずれていますね
そのずれ、実に1.5mm。そもそもブレーキ取り付けが不可能ですわ。
これ、どっかの有名なレースで7連覇したのが自慢のメーカーの、それも10万円を超えるロードレーサーに付いてきました。
安売り量販店の中国製9800円ママチャリならともかく、こんな欠陥品がショップに届くこと自体、信じられない。
さて、次は同じ有名メーカーのフォークに付いていた傷です。
別に走るのには何の関係もありませんが、メーカーには、これを出荷するということがどういう事かもっと考えてもらいたいと思います。
この2例は、ほんの一部にしか過ぎません。同時期に納めた6台のうち、実に4台が返品、というのだからどうなってるんでしょうね。
この某有名メーカー、普及価格帯のグレードは中国で生産しています。コストの問題がありますので、それ自体はやむを得ないのでしょうが、かの国に品質管理とか責任を取る、という概念は残念ながらありません。あのギョーザ騒ぎをご覧になれば分かるでしょう。その分、発注元がしっかり管理しなければならないのです。
一時が万事です。下の例のようなスクラッチを「走るには関係ないだろう」と見逃していたら、次は上の例のようなでたらめなものが出て、その次は・・・・・、ですよ。
ところで、欧米のメーカーや代理店が良く言う話に「日本の消費者は、世界で一番厳しい、というか、細かいことまで気にしすぎる」というのがありますが、それは考え違いも甚だしい。
「(ちょっとした塗装むらや傷みたいなようなものは)走るには関係ないだろう」と判断するのは、
ユーザーであってメーカーや代理店ではない、ですよ。
日本人はお人好しだから、イタリアやアメリカのメーカーにそう言われると、反論もせずにいい加減な品物を売りつけられ、ていませんか?
ちょぃと話が横っちょにそれ気味ですが、宣伝戦略の成功で売れることを良いことに、まともな品質管理が出来ていない。ちょっと前までは堅実なメーカーだと思っていたのに、現時点では信用出来ないねぇ。

<とりあえずのピスト・1>2008/3/7
2008年2月に久留米競輪場で走らせてもらって以来、すっかりはまってしまった南米朝練おやぢども。
「ピスト造る!」と熱に浮かされるメンバーが出る始末です。ちゃんとブレーキが付いて公道を走れるピストラーダがいくつかのメーカーから出ていますので、それを選ぶ手もありますが、実際にピストを体験してからでも遅くはない。ということで、メンバーが自由に乗れる「とりあえずピスト」をこさえることにしました。
フレームは、私が数年前にオークションで落札したまま某商会に預けっ放しのNAMBEI。ご存じない方も多いでしょうが、1987年世界選手権プロ・ケイリンで本田晴美選手が優勝した時に駆っていたのがNAMBEIでした。ほとんどがプロ供給のはずですから、このフレームもそうでしょう。
プロが使ったフレームは激しい落車でダメージを受けていることが多いのですが、こいつはトップとダウンチューブに小さなへこみがあるだけ。塗装はガサガサでしたがまずまずのコンディションです。へこみは埋めてもらって、再塗装してレストアを、と深く考えずに落札しましたが変なブームが来る前で、大変安かったのを覚えています。今じゃ手が出ないだろうな。

<とりあえずのピスト・2>2008/3/7
クランク、ヘッドパーツ(ともにDURA)付きで落札しましたので、後のパーツはできるだけあり合わせで仕上げよう、と仲間の協力を得たところ「とりあえず、自分もそのうち造るので」といくつかのパーツが揃いましたが、オーソドックスにまとまらないのがやっぱり南米朝練。
「ホイール余ってます」つて出てきたのがCAMPAGNOLOのPROTON。
フロントはそのまま使えるとして、肝心のリアはどうすんだい?と聞いたら「24HのDURAピストハブ落札したんですよ」だと・・・・・
(-.-)
PROTONのリムは、オチョコ量を少なくするためにスポーク穴が中心よりずれて付いています。オチョコのいらない両切りハブとの組み合わせは何かヘンですが、実用には何の問題もありません。
PROTONのフロントは22Hなので、前ハブは使えないと思っていたら、社長曰く「あんたらのレベルなら強度など問題なし。何とかなるだろう」ということで、いっそ張り替えようとも思いましたがそれは何とか踏みとどまりましたな。(^0_0^)
サドル周りは某所に落ちていた(^0_0^)もの。ポジションがロードと極端に違うのもどうか、とステムとハンドルはロード用です。ペダルは当面使い慣れたビンディングペダルで走ってもらいます。
何とも変な「とりあえずピスト」ですが、できるだけ多くのメンバーに乗ってもらい、ロードレーサーとは違った楽しみを発見してもらえれば、ですね。
あ ちなみに南米商会で扱うピストレーサー(ピストラーダではありません)は、競輪場限定です。
公道をブレーキなし(プロ選手以外は補助ブレーキ装着でも不可)で走っている方は立ち入り禁止のようですよ。まぁ来ないでしょうが・・・・・。
(^▽^ケケケ

<OEMに本音が透ける>2008/3/15
フレーム生産は、ごく一部の高級品を除いてOEMが当たり前になっています。早い話がアメリカのメーカーはもちろん、イタ車だって普及グレードから中級品まではほとんどが台湾製、または中国製です。国産大手メーカーもその事情は変わりません。
問題はどう品質管理をするか。ある国産大手メーカーのアルミフレームは台湾製ですが、50本入れると実に10本は不良品としてはねる、のだそうです。
OEM元は世界最大のG社(某T社のOEM元ね)と並ぶ大手メーカーで、いい加減なところではありません。それだけ厳しいチェックをしているわけで、確かにこの国産大手メーカーの自転車は普及グレードでも品質が良いですねぇ。実に2割をはねていることを考えると、値段も安いぐらい。誠実な商売しているなぁと感心します。
フレームの精度(品質)をどの程度にするか、というのはコストに直結する問題なのでメーカーの姿勢がモロに出ます。マニアや通を称する人たちは高級品にばかりに目が行きがちですが、コストの厳しい普及グレードの品質を見るとメーカーの本音が見えて面白いですよ。

<矛盾だらけ>2008/3/17
TREKの新しい高級ライン「Madone」シリーズのシートポストはシートチューブを延長する形で伸ばした部分にちょうどキャップのようなシートポストをかぶせる方式です。
現在入荷しているものはクランプ丈夫に割が入っています。長年乗っていた5.2から乗り換えた朝練仲間のは、規定トルクで締めて2日目、ご覧の通りヒビが入ってしまいました。
すぐに対策品が送られてきましたが、こちらには割がありません。雑誌などで見るプロ用はすでにそうなってますね。
ちなみに対策品はヒビに対処したものでなく「クランプ部が太股に当たる」のに対処したものだそうです。ただし「太股に当たる」とクレームを付けても取り替えには応じないとのこと。
さらにこのひび割れは0.02%の率でしか起きない大変まれな現象だ、ということです。こんな高級品は年に数台も出ない田舎のプロショップで、すでに2台目撃しているのですが・・・・。
書いていることが途中から矛盾だらけになっていますが、見たまま聞いたままを書くと、こうなっちゃうのよ。悪しからず。
(-.-)

<SHIMANO 7900>2008/3/20
個人的にはSHIMANOのパーツにあんまし興味がないのでめったに取り上げることがありませんが、ヨーロッパのHPあたりで次期DURAの話題が出ているようです。年明け頃から「変速ワイヤの取り回しがカンパと同じになる」などという噂が流れていましたが、どうやら本当だったようです。
電動変速機のシリーズも新たに加わる ともありますが、さて本当やろか?
(-.-)
http://www.rouesartisanales.com/article-17747139.html

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