新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
 ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2011/8〜11)

続・度付きサングラス>2011/8/27
某所の不良在庫を譲ってもらってこさえたエバンゲリオン色の度付きサングラス(OAKLEY JAWBONE)が大変具合が良いので、もーひとつ造ってしまいました。何せ、視界が広くてクリア、ハレーションもないし、これに馴染んでしまうとインナーレンズ式には戻れませんな。
こちらもオークレイの「Pit Bull」。「Active Life Style」、要するに街乗り用ですな。JAWBONEを造った後に、サングラスに詳しい朝練仲間からアドバイスをいただき、こちらは透過率が比較的高いグレーにミラー加工をしてみました。アドバイス通り、こちらの方が眼に優しいようです。
JAWBONEは、レンズが側面にもかなり回り込んでいるので街中で使うにはちょっと大仰、ということでこれを選んだんであくまで街用なんだけれども、もしかするとサイクリングにも使えるかも、と、試してみたんですが、やっぱりダメ。
写真をご覧になるとおわかりの通り、レンズの両サイドの分厚いフレームが後ろを確認する時に邪魔になってイライラします。後ろを確認しない人なら使えるって? そーゆー問題ではないんだが。やはり両立はしませんな。

ポンプがパンク>2011/9/19
沖縄に居座った台風15号と、結石騒ぎで全然乗れておりません。これではあんまりなので、雨の合間を縫ってそこらをポタリングしようと、スポルティフを引っ張り出して後輪にエアを入れ、前輪にエアを入れさあ8bar、と思った瞬間、「バシュッ!!」と大きな破裂音がしてエアが入らなくなりました。日頃の行いが良いので、エアはとにかく入ったので1時間ちょっとのポタリング後に、ポンプをばらして点検。ご覧の通り、革パッキンが見事に反り返ってます。高い空気圧に寿命が来たパッキンが耐えられなかったんですね。
さっそく新品パッキンと交換、オイルで十分に湿らせて再組み立てすると、何事もなく入るようになりました。
使っているのはご存じシリカ(SILCA)。各部の造りがしっかりしていてカチッカチッっと気持ち良く入るのと、どの部品であれいつでも供給されているので安心です。
このポンプ、私が自転車を始めたころからあったような気がする。調べたらこの会社、実に1917年創業なのね。
お見それしました。

何か足りない>2011/10/1
ちょっと前、某所で見かけたロードバイク(だったかな?)。左の写真をご覧になって、何がおかしいか分かりますか。
意外と気が付かないかも知れませんね。これ後変速機のワイヤカップがありません。もちろん取れた訳ではなく、塗装がきれいにのっているので明らかな付け忘れ。色を見ればどこのメーカーかは言わずとも分かるでしょうが、こんなことがあるんですな。イタリアンブランド、とは銘打っていますがもちろん台湾か中国の下請け製。それ自体悪いことでも何でもないが、こんなことが起きるのは品質管理がなおざりな証左。例えば…
手元に蝋付け部品一台分をユニットにして袋に詰めて、全部付けたら袋ごと出荷担当に回す。袋をチェックすれば付け忘れには気が付きますわな。
メーカーはチェック表ぐらいは作っておいてチェックした後、塗装に回す、ぐらいはやらんのかね?
それに七分組で梱包するんだから、ワイヤを這わせる時にチェックできるはず。
てな具合な、基礎的なことを下請けもメーカーもやってない、ってことですなぁ。
もちろんクレーム交換ではありますが、ただでさえ待たされるのにさらに数週間。被害を被るのはユーザー(と二度の組み立てと代理店とのやりとりの手間を取らせられるショップ)なんだよね。
へぇ。実は、足りないのはメーカーの自覚と努力だった、というお話。

骨董品ブレーキゴム交換>2011/10/9
通勤短足2号のブレーキゴムが減っているにもかかわらず、ずぼらを決め込んでおりましたが、さすがにやばいかな? とごらんのように減るまで我慢してようやく交換。
付けているのは30年以上前のフランスはマファック(MAFAC)のカンチブレーキ(クリテリウム)。すでに会社はなく(独・ザックスに吸収)、当然パーツも生産中止、補修部品なぞ供給されてませんので頼りはデッドストックのみ。
ただどういうわけか、押し入れの段ボール箱の中に1ダースほどゴンゴンいびきかいて寝ているので、そのうちの4個をたたき起こして仕事をさせることにしました。
現在のシマノ製品などは、シューとゴムがぴったり寸分の狂いもなく過不足なく収まりますが、当時のおフランスものはそーはいきませんぞ。
ゴムが甘いのは外れるとやばいので、ギチギチ。中にはギチギチどころか明らかに大きいよな、ってのもあって公差を確かめながら組み合わせてやらんといかん。幸いにして双方4つずつで無事に収まってめでたしめでたし。ラップでグルグル巻きにして暗いところにしまっておったので、多分、極端な硬化はしてないとは思いますが、その辺はひと皮剥けてからのお楽しみ。

クロモリ+完組ホイール2>2011/10/9
お盆過ぎから主力マシンNAMBEI ULTIMA-Rに、カンパ・ニュークリオンを履いています。
ちょい乗りした時には、なんか硬いばっかりだなぁとピンとこなかったのですが、ジジィの集まりとはいえ朝練ぐらいの速度になると、やはり本領発揮ですね。バネで弾かれるような感じは薄くなるけれども35km/h付近からストレスなく加速してくれるし40km/hあたりの持続もノーマルホイールやフルクラム・ゼロに比べるとかなり楽です。
乗り心地が硬いのは如何ともしがたく、その辺は10年以上前のホイールなんだろうなぁと思いますが、大変な高性能であることは間違いない。各パーツの日進月歩に目を見張るこの10年だけれどもほとんど変わらないまま、今でもカタログモデル、という理由が分かりますねぇ。ところで補修用にこやつのチューブラー用リム、どっかに落ちておらんかな?