2012年9月(2年目)
前回(2011年)は、時間的余裕がなく、名所を見物したり名物を食べることができずに終わったものがあり残念な思いをした。
特に由比宿で桜エビを食べられなかったのは今でも悔いが残っている。今回は1日当たり100km位にしてゆっくり見て食べて回れるようにしよう。
9月15日(土)前日泊
博多→静岡

9月16日(日)
草薙〜府中宿〜島田宿〜大井川〜掛川宿〜浜松宿〜天竜川〜舞坂宿
舞坂宿、弁天島温泉の民宿に泊まる。ここは浜名湖畔。朝方、時間があれば湖畔を走ってみよう。私は浜名湖(遠江)をとうとう見た。

9月17日(祝)
舞坂宿〜吉田宿〜赤坂宿〜岡崎宿〜桶狭間〜宮宿(名古屋)→博多
今回は名古屋で終わりである。終わり名古屋。

Dr.Kからレポートをいただきました。今回は準備万端、いつもの珍道中は影を潜めてミスコースも時間不足もなく整然と予定通りに進んだようです。その分、駄洒落が乱れ飛ぶレポートですのでコーヒーなど飲みながらお読みになる方は十分にご注意を。
2012/10/6

9月16〜17日、静岡府中宿から名古屋鳴海宿間を走った。無事故で無事帰ってこれた。無事故無事雄である。この間、台風の急襲により九州は荒天だったが、私たちは好天だった。雨に降られなかったのみならず、台風のための強い東風が追い風となり快走できたのである。宿場や街道沿いの名所や見どころもすべて見ることができたし、名物もたくさん食べられた。
9月15日(土)前日泊
新幹線で移動。前泊地・静岡に先発隊4人が集結した。mickeyさんは相変わらずのサンダル履き。やはりこの人はサンダル好きや、まぁね。静岡おでんで乾杯。乾杯するとおしっこが漏れそう。乾杯尿漏である。

9月16日(日)草薙〜舞阪宿115km+日本平30km
快晴。午前9時の集合時間まで少し余裕があるので、景勝地日本平へ。富士山と駿河湾の眺めが最高である。JR草薙駅で全員集合。さあ、行ぐザイル
府中宿駿府城を横目に見遣り、静岡市内を通過すると安倍川の渡しである。江戸時代から続く石部屋の安倍川もちはマストバイのアイテムである。私はこれを食べますとばい。ここのおやじは少し堅物で屋号通りの石部金吉か。
次の丸子宿。ここの名物、丁子屋のとろろ汁はぜひ食べたかったが、まだ開店前ということで断念しただんねん。宇津ノ谷峠では十団子を食べ明治のトンネルを抜ける。旧街道の隣を抜けるとてもレトロなトンネルだ。隣のレトロである。
岡部宿、藤枝宿と快走する。快走中学である。藤枝宿では名物の瀬戸の染飯を食べる。江戸時代からの名物である染飯は黄色いおこわのおにぎりである。黄色い色が食欲をそそると言えろう
島田宿を過ぎると「越すに越されぬ」大井川である。川幅は1km以上あるが小雨のためか水量はとても少ない。これなら自転車を担いで渡れるかな、と推量した。
金谷宿では430mも続く石畳坂を自転車を押して登る。とても乗っていけるものではない。推して知るべしである。大きな丸い石が敷き詰めてある。これが本当の丸石自転車か。
牧の原台地の茶畑を抜け、菊川坂、小夜中山峠を越えると日阪宿。ちょうど祭りの最中で、山車が連なっていく。祭りのどさくさで本陣を見忘れたことに後で気付いたが、後の祭りであった。掛川宿では名物の振り袖もちを食べたかったが生憎売り切れていた。雨は降りそでないのに…。
袋井宿は五十三次の27番目。ちょうど中間の宿である。「東海道どまんなか茶屋」でひと休みする。それにしても今日は暑い。残暑が厳しいざんしょ。
見付宿(磐田市)では旧見附学校を見学。本陣近くで急に見つけた格好である。天竜川を渡り浜松宿を過ぎると、今日の目的地、舞阪宿である。もうあたりは薄暗い。太陽も沈んだみたいようで、浜名湖を橋の上から見えるのは、美しい紅(くれない)色の空。誰か写真に撮ってくれない?
そんなこんなでやっと宿泊地の民宿「いのうえ」に到着。えっ? 民宿ってベラルーシ共和国じゃなかったの? それはミンスクだろ。この民宿はとても良心的で浜名湖産の海の幸(浜名湖はほぼ海水)、新鮮な食材をふんだんに料理してくれる。私も罪を償うことにしよう。それは贖罪。