福岡市西部で約30年間プロショップを営む南米商会が、道路拡張に伴って建て替えすることになり、近くに仮店舗を構えることになりました。3〜4か月の仮住まいですが、立て替えるためには引っ越しをせにゃならぬ。常連総出でお手伝い(猫の手、ともいう)をやっておるのですが、これが難物でしてな。30年間積もりに積もった垢なのか宝の山なのか。すべてが渾然一体・・・・。
ストレートに書くといろいろと差し障りがありそうなので、講釈は最小限にとどめて、かかわった方々(名前は書きません)の会話から状況をご推察下さい。うそのようなホントの話です。
がらんどう

<scene 6>
(ジャラジャラ)「それレコードのフロントディレイラープレートやろ? 何十個もあるやないね」
「確か、アメリカで大量に買い付けたものよね。何で捨てるん」
「元取った。(-_-メ)・・・・いやいや。先端にへこみがあろうが? このタイプは人気がないから売れん。それにほら、こっちの箱の売れるやつはまぁだとっとくと」
「・・・・この箱にも入っとるばい。いったい、何個あるんね」
「さぁ? とにかくたくさん」
「ところでカンパの段ボール、もう○個目。まだあると?」
「あぁ まだ替え歯がある。それにあちこち隠れとる(--;)けん、まだ出てこようや」
「・・・・(-.-)」
「って、やっぱ出てきた。●○□さん。見てんですか」
「わっ! こんだけ全部、直クイックですか?」
「シャフト変えれば、エンド幅はどうにでもなるですもんね」
「そこのフレームポンプは、きれいな段ボールに詰め替えようか?」
「いや、もう捨てる」
「って、シリカが大量に入っとるばい」
「色が焼けとろうが。それにシリカが似合うクラシックなフレームはめったに売れんし。パーツ取りにしようかとも考えたけどねぇ。めんどくさいし」
「んじゃ、チョーダイ(^0^)」
「使うなら、塗りに出さんといかんばい」
2005/2/1

<smoking time>(-。-)y-゚゚゚
ジャンクのお値段
まだ売りようによっては、それなりに値が付く(鴨試練狩った)大量のアルミ製パーツは、よんどころない事情で日の目を見ずジャンクとなってしまいました。
福岡市近郊の金属回収業者のもとに引き取られたのですが、値段は1キロ当たり80円。
それだけではなくて、ちょっと前までは絶対に引き取ってくれなかった鉄その他の金属もお金にはなりませんが、引き取ってくれました。
ほとんどすべてが経済成長著しい中国に引き取られるのだそうです。バブルの後遺症未だ癒えず、高齢化と歩調を合わせるように、拡大することを拒否し始めた日本と比べて、かの国の何と元気の良いことか・・・・(-.-)y-~~。
アルミ材を出した翌日はもう、ごらんの通りフォークリフトで整理整頓にかかっておりました。自転車のアルミ材って、高そうだもんね。
まぁ、主義主張にかかわらず、好むと好まざるとにかかわらず、小市民の生活もグローバルな動きのなかに組み込まれているんだなぁ、知らんでも別に困らんけど。というお話であります。
2005/2/1
scene 4=「アルビーは鉄製(あっ!言っちゃった!)」
世界一周に一番使われたディレイラー、なんて統計はないでしょうけれど。間違いなくアルビー!
どんな僻地で、曲がるとか折れるとか、トラブルを起こしても、鉄製ならば鉄工所で修理できる。それを見越して外側に頑丈な本体で覆っているんですな。
こんな単純なことがワールドワイドで平気でできる、って、フランスの人って、すんごいと思ってしまう。こちとら、どこまでいっても田舎モンだなぁ。(現実!)
(-_-メ)
2005/2/1