再発:今度はフォークから始まった>
「●●(拙の本名)さん、フォーク上がってきましたよ」
エアコンの良く効いた会社でたっぷり休んだ帰り、いつもの通り某ショップに途中下車すると店の手伝いをしている若者が教えてくれました。
このフォーク。某ビルダーに弟子入りした、某業界人の作。彼は、私ら朝練しろーと集団に、何かにつけてアドバイスをしてくれるプロ選手でもあります。
いえね、通勤短足号はMTB規格なのに無理矢理、リム外径が少し大きい650A規格のホイールを履かせたうえに30年以上前のセンタープルブレーキを使っているもんだから、シューがリムにきちんと当たらん。ひと月ごとに当たりを調整せなならんのがわずらわしいもんだから、ついつい頼んだんよね。某氏に。(何か言い訳がましくなっており)
「◎◎(某氏の本名)さん、寸法合わせたフォークば引いちゃらんね。フォークだけ差し替える」
「あぁ いいですよ。暇を見て作りましょ」
ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
大量のクラウン、ラグの中から幅の広い、ランドナーに使えるものが発掘できたので。今、使っているののオフセット測って。
んで、フォークを差し替えたら「通勤短足号」は一応完成形、のだけだったはずなんですけどねぇ。写真の通り、なぜかカンチ台座が付いたりしているし。
(^_^;)
2010/7/31

職人芸:「安物買いの銭失い」はホントだが、逆はもっと真理だ>
メッキをしたのは博多区の「福岡メッキ技研」であります。
http://www.f-mekki.co.jp/
いや、いつ見てもほれぼれしますな。ここの仕事は。
メッキは下地処理が完璧でなければ絶対にきれいに仕上がりません。ビルダーでも、ある程度磨いてから回すのですが、そこから徹底的にバフ掛けして鏡のようにしてしまいます。で銅下と呼ばれる前処理をして(途中省略)、クロームメッキをかけるんですな。
ご覧のカンチ台座周りなんて、本当に仕上げが難しいのに。メッキ前の状態を知っている某社長も「ここまでねぇ」と大変感心しておりましたね。
ちなみに、同社は金メッキも手掛けてます。最後に1台、金メッキのフレーム造ろうかいな?
2010/7/31

学習能力:金魚の方がまだましなんじゃないの?>
某所のストックの中から、35mm幅のタイヤを履く通勤短足号に使えそうな幅広のフォーククラウンを探してもらった結果、発掘できたのがこれ。昔のラーレー・カールトンに同じ形のものがあるとのことで、これは多分、イギリス製(イタリア製かも試練)。表面がガサガサで見てくれは悪いけれど、鍛造で意外に軽い優れもの。
元々は、もっとぼってりしていたのをガンガン削って形を整えたら、ごらんの通り、ずいぶんとシャープなフォルムになりました。鍛造なのでこれぐらい削っても全く問題ない、とのこと。
同じものが数個出て来たので、これでシクロクロスをこさえた人がいますが、なかなか格好良かったですよ。
ただ、毎度お馴染み、全体設計なしに場当たりでやってるものだから、このフォーククラウンを使ったがために、後で大きな計画変更をするはめになるのですが、これを見つけた時は、そんなことなぁんも考えてなかったもんね。「おぉ! なかなかカッコよかやんね」なんつって喜んでるんだから。
ケルビムの時にあれだけ苦労したのに、学習能力ゼロ。
ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
2010/8/7