古い競輪用NAMBEIフレームを公道が走れるように改造しました。
フレーム自体は10年近く前にネットオークションで入手したものです。塗装はガサガサでしたが、打ち込みの跡もなくまぁまぁの良品。ただ、やたらとフロントセンター(前車輪軸とクランク中心間)がツンツクリンで、このままでは(私の技量では)公道を走るなど無理なので、少し伸ばしてもらいました。ブレーキ装着を考えていない純競技用なのでフォーククラウン、ヘッドコラムの加工などで随分と時間がかかり、ようやく日の目を見ることができました。
パーツはこのフレームを入手した頃から少しずつ集めていたもの。ゴールドアルマイトのレコードクランクは、'80半ばにごく少数造られたBMX用。何と純正品です。
すっかり力が衰えている(もともとない……か)ので46×16Tというfixedとしては大変軽いギア比。固定ギアにちゃんと乗るのは学生時代以来、40数年のブランクがありますが、体は覚えておるのですね。さほど戸惑うこともありませんでした。
フロントセンターを若干伸ばしてもらったとは言え爪先とタイヤがやっぱり干渉するので小回りが利きませんし、混雑した道を走るのは遠慮しますが、固定ギアならではの後から押してもらっているような走行感、軽快感をそれなりの速度で楽しんでいます。