焼酎居酒屋「さつま」
壁一面の一升瓶。ざっと120種類あるのだそうな。
鹿児島県内の蔵元すべてを網羅している店が福岡市にあります。ご主人は元焼酎メーカーの営業部長さん。長年培ったルートがあるからこそ実現したお店です。
普通の(って何?)焼酎は1合300円から。世にプレミアムと称される焼酎でも1000円で飲めます。何せ「寿」「八幡」が1合500円せずにいつでも飲めるんだから。ヘ(^o^)/ 水も鹿児島から取り寄せているそうで、当然湯割りの加減も抜群。焼酎のうまさを存分に味わえます。
当たり前のことながら焼酎の話になると、ご主人の引き出しは際限がありませんから、知ったかぶりをせず、素直に蘊蓄に耳を傾けるといくらでも面白い話が聞ける。これも酒飲みの醍醐味であります。
もうひとつ、素晴らしいのがつまみも奥さん手作りの鹿児島料理。キビナゴ(そのうち登場します)、つけ揚げ等々、こないだはアジの南蛮の甘酢があまりにうまかったもので、思わず飲み干してしまいましたよ。
ちょっと品がなかったですね。(^▽^ケケケ
それにしても、仕込みの手間は大変でしょう。ごちそうさまでした。
福岡市中央区大手門3-4-22 OMビル地階
2008/7/11

割り水に悩む・2
とある酒量販店で偶然見つけた「志布志の水」。
鹿児島県志布志市は、大隅半島北部、宮崎県境のに位置する町です。採水地は「志布志町安楽」とありますから安楽川沿い。一帯は湧き水が豊富で、これを利用した養鰻場なども見かけます。
市北西部のシラス台地は、天然の濾過器。降り注いだ雨は、ゆっくりと時間をかけてシラスの中を通り、地下水となって平野部に湧き出します。
まぁ県本土すべてシラス台地といって良い鹿児島県は、県全体が天然良質の濾過器でありますから、どこに行っても水はうまいです。この水は硬度42mg/Lの軟水です。
試しに「伊佐錦(白麹)」を割ってみると、大変まろやかで普段より柔らかい感じに仕上がりました。
ただ、朝練仲間が「田倉」を割った時は相性が悪い、と感じたそうで、そういうこともあるのかもしれません。
ともあれ当分はこいつを使うことにしました。
伝説の水「志布志」 株式会社アクアネット・ジャパン(鹿児島県志布志市志布志町安楽4229-1)
2008/7/11

焼酎の肴・1(キビナゴ
焼酎にお供させたい食べ物、と聞かれて、私は一番に「キビナゴ」をお勧めします。
酢味噌や生姜醤油でこやつをいただき口に残った魚の脂を焼酎で洗い流しながら次を放り込む。
この取り合わせは、三蔵法師の孫悟空、ドラえもんののび太君、んーC3POとR2D2・・・・。
ヘ(^o^)/ギャハハ。
焼酎が主役と思っていたら、実はこっちが主役になっていたりして。お互いが知らず引き立てあう、ってぇのは運命だな(^0_0^)。
キビナゴは体長10cm足らずのニシンの仲間です。結構ありふれた魚で、関東以南ではたいていのところで獲れるはずですが、刺身で食べる習慣が意外にないのですね。小さいくせに、初夏の魚のくせにしっかりと脂がのっています。そこが焼酎と合うのでしょうか。
銀色に透明感があってキラキラした新鮮なヤツを刺身でいただくのが一番ですが、そこまでなくても空揚げ、南蛮漬けなどいろんな趣向で楽しめます。
焼酎自慢のお店も増えているようです。そうしたお店で、ぜひキビナゴを注文して下さい。
2008/7/15