2008年夏
hirata2008-map.gif (71862 バイト)日本アルプスを走破したした平田先生。今年は一転、平地に挑みます。梅雨明けが例年よりほぼひと月も早く、体力的にも厳しい中、名古屋〜大阪、紀伊半島を巡るコースに挑みました。
先生の体力が落ちる前に、こちとらアルコールにめっきり弱くなってしまい、いただいた原稿、写真、地図を処理する体力が不安です。ヘ(^o^)/どうかご容赦を。順次アップしていきます。
m(_ _)
m

814日(伊勢〜新宮158km)
昼間の暑さを避けるため朝6時前に出発。
前もって調べてきたルートをホテルの人に聞くと、地元の人はそのルートは通らないとの事で急遽変更する。地図やナビをもっていないので不安だが、何とかなるだろうで出発。
外宮の前で立ち止まり今日の安全を祈願する。 「風は前から陽は背中から」南西に向かって爽やかにペダリング。
ところが30分もするとコースが分からなくなる。 コンビニで聞くがなんとなくあやふや。 道路標識は所々出ているが、県道を走っているので都市が出ていない。 その上、朝早いので人を見かけないし、だんだん山の中に入っていく。
不安な気持一杯で走っていると中年の男性を発見、反対車線のわき道の所まで行き尾鷲方面に行く国道42号線を聞くと自転車で行ける最短ルートを教えてくれる。 「地獄に仏」の出会いであった。
紀伊長島の道の駅「マンボウ」に9時前着、もう暑くなってきている。 アイスモナカを食べながらT君と連絡を取り、ここから一時間ちょっとの尾鷲で落ち合う事にする。
10時過ぎ、尾鷲のコンビニ「サークルK」で待っていると程なくT君が登場。 車の中のクーラーボックスにあるロックアイスと冷たい水をポラールのボトルに給水。 ポラールのボトルは一時間保温効果がありほてった体にはラジエター効果抜群! 今回の旅の間、車と合流するたびにロックアイスと冷水を補給させてもらったのが最高のご馳走だったし、これで完走できたと言っても過言ではない。
尾鷲から熊野までの間は、標高400m弱の峠越え。 暑さの中でダラダラ登りは堪える。
途中矢ノ川トンネル(2080m)、大又トンネル(1600m)と今回の旅で最長の二本を通ることになる。 武生トンネル(福井県)でトラックの風圧で飛ばされそうになり、それ以来トラウマとなっているが、今回は車も少なくトンネルの中はひんやり涼しく、恐怖心はあっても快適であった。
熊野で昼食にしようと携帯に連絡が入り食堂やレストランは見当たらないので小生はスーパージャスコの前で座り込んで待つ。 T君はずいぶん先のほうまで探しに行っているようだ。 結局海岸にある喫茶店でカレーを食べる事になり、入って気付くのだが目の前に国の天然記念物「獅子岩」があり絶景の場所であった。

新宮には午後2時に着き、ホテルに無理を言って早めにチェックインさせてもらいシャワーを浴びて車で熊野本宮へ行く。
三重県と和歌山県の県境を流れる熊野川はきれいで、のんびり鮎釣りの人が糸を垂らしている。 ここまで来たからには、熊野本宮(スサノオノミコトが祀られている)、熊野速玉大社(イザナギノミコト)、熊野那智大社(イザナミノミコト)の熊野三山お参りだ。

熊野本宮は檜皮葺きで厳かな雰囲気。本殿でお参りした後、目の前にどこかで見たような人物が…。九州から大阪に転勤した自転車仲間に似ているがこんな所で会うわけないと思いながら声をかけるとご本人、奇遇!

奇遇 神様のお引き合わせ
帰りに熊野川温泉「さつき」に寄り、夕食は寿司にしようと場所探しをする。
国道沿いに「廻鮮にぎりや海宝」発見。さっそく中に入ってみると大きな生簀に魚が泳いでいるしお客さんも順番待ち。
ここにしようと決め車をホテルに置きタクシーで出直す。回転寿司だがちゃんと握っている。地酒「太平洋」と、紀伊勝浦港に水揚げされたトロづくしで満足!
後日、週刊誌で絶賛しているのを知る。

本日の走行データ
T:6:43
M:62.8km/h
A:23.4km/h

D:158km