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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2006/3〜2006/8)

<カーボンフレームの内情2>2006/3/7
カーボンフレームの素材、カーボン地は大手4社の寡占状態です。このうち3つは日本。あと1つがUSA>ここから安定供給されているのが某T社。<内情1>に書いたような(他にもあるんでしょうが)事情でカーボンクロスの供給が逼迫し始めているらしく、「高剛性の素材を使っている」とうたいながら、うたい文句の素材は表面だけで中は剛性の低い安物で済ませているというところがあるそうな。大手メーカーにもある、らしいのでご用心・・・・。って用心のしようがないから困る。
(--;)

<カンパ2007クランク>2006/3/7
アメリカの自転車関係の巨大ブログ(フォーラムといった方が良いかな?)に、2007年カンパクランクの話題がありました。伝統のスクエアBBと決別し、シマノ風のクランクBB一体型(ホローテックとは呼ばないでしょうね)になるとか。曰く、チェンホイール側にBBがくっついているシマノとは違い、両側のクランクがそれぞれL字型でフレームの中でBB部分を接合する方法なんだそうな。
本当だとすると、この部分の剛性をとにかく上げたい、軽さは犠牲にしたくないということなんでしょうねぇ。

<Shimanoも電動シフト>2006/3/11
Shimanoの電動シフトの方が、先に出るようです。アメリカのサイトに出ているものを見る限り、ほとんど完成しているみたい。電源の取り回し当たり、洗練度がまるっきり違う。参考までに。
ともあれ、こういうことをやらせれば日本のメーカーにはかないませんね。m(_ _)m
カンパは「今の試作品はカンパの美の基準に達していない」とか何とか言って誤魔化しているようですが、なに、トラブル続き、のようです。
ところで、電動にするメリット、アウターインナー計20速をプログラミングしてスイッチ押すだけでギア比順に変速したら、それはそれですごいと思いませんか?

<効率良く鍛える>2006/3/18
雨の日や夜の練習に限らずローラー台は大変効果のある練習方法です。写真のローラー台はEliteの新型。ハンドルに取り付けたボックスに、回転部からの情報を無線で飛ばして出力や速度、坂に換算した負荷の状態などを表示できる優れもの。
ご覧の通りアームが1方向にしかなく、自重でローラーに圧着する仕組み。流体抵抗なので大変に滑らかで違和感がありません。おまけに驚くほど静かですのでマンションでも使えそうです。
おっさんたちはもがきまくって最大600w前後。ちなみにアームストロングは400wで1時間回し続けることができるのだそうな。試しに400wで回してみたけど、まぁ3分、やね。(^▽^ケケケ

<カーボンフレームの内情3>2006/3/18
カーボン素材でフレームを造る方法と言えば、モノコックかラグ(継ぎ手)で接着して造るかでしたが、最近はパイプ同士をカーボンクロスで巻き締めて固定する方法があるようです。ヘッドパイプにトップ、ダウンチューブをぴったり組み合わせた上で包帯を巻くようにクロスで固定してしまう。何と言っても軽くできる。驚くほど軽いカーボンフレームがありますよね。
こぃつ、普通に走っている分には問題ないけれど、落車などで接合部が分解(剥がれる、というレベルではなくて)してしまった例がいくつもあるらしい。元来がトッププロの一発勝負用の機材なので、そういうものに乗りたければ、リスクを考えて使いましょう。例え本人は承知でも、周囲に与える危険を考えると、素人の遊びレベルのイベントでは使うべきではない、と思います。
私はこんなのが近くによると離れます。落車に巻き込まれて刺さりたくないもん。

<2007カンパ>2006/5/13
欧米のサイトでは、新型カンパの話があちこちで見かけます。
で、http://www.cyclingnews.com/では新型クランクの写真を掲載しています。下級グレード(Xenon?)だけど、新しいBBの様子が良く分かります。ドイツのHPではBBのイメージが載っておりました。BBの中央が2分割になって、それぞれにスプラインを切ってかみ合うようになっておるんですな。別のサイトでは、これで100g軽くなる、とのレポートがありました。
http://fairwheelbikes.com/forum/index.php
それにしても、毎年毎年、新型が話題になるのはカンパだけ。それだけ大きな存在、ってぇことでしょうか。世界中にオタクがいるとか。(^^ゞ

<アンカーを見直す>2006/5/20
国内大手メーカーで唯一元気の良いブリヂストン、アンカーのカーボンフレーム「RFX8」はサンデーライダーにとって大変具合の良いフレームです。
ちょい乗りさせてもらいましたが、モノコックカーボンにありがちなBB回りのガチガチ感がなく、適度な反発、素直な操縦性、カーボンならではの振動吸収性の良さetc・・・。
これでフレームが単体1kg、お値段は150k台。コストパフォーマンスは群を抜いております。性能だけを見れば、素人が乗るにはこれ以上は不要。
素直な操縦性については、小さなサイズにオフセット50mmのフォークを使っていることも関係していそう。欧米のメーカーは、概してその辺が下手くそで、530mm未満のフレームだとやたら神経質なハンドリングになるのをよく見かけます。
国産メーカーは、小さいフレームのノウハウを持っているんですな。
最小サイズではトップが大変短いので女性が乗るにも適している、と思う。
ちなみにこれを生産しているのは、台湾A社であります。アメ車、イタ車も数多くOEMしている有名なメーカーです。
ところで、トップグレードの「RHM9」はというと、大変に硬く、サンデーライダーには歯ごたえがありすぎ、だそうで。
ただし、つい最近、力のある友人がこれに乗り換えたところ、かかりが鋭くダンシングがし易く、操縦性が安定しているので下りがどんどんいける、とか。どちらを選ぶかは、当人の実力次第、ってことですな。
(-.-)

<えっ! 11速!>2006/6/5
あるサイトに、Simano11速、なるものが掲載されています。ウルリッヒがジロで使用したとかしないとか。もちろん純正品ではなく、サードパーティーがスプロケットとアダプタを造って提供したようです。
って、果たして本物かどうか。このメーカーをぐぐって見てもそれらしいのにあたらなかったので、いまいち自信が持てません。
まぁ話の種にご覧下さい。m(_ _)m
http://www.rouesartisanales.com/

<キャンセルの責任>2006/6/11

朝練仲間が、ボントレガー・アイオロス(Aeolus)を発注、実に半年待たされて届いたものの、カタログよりも前輪200g、後輪150gの計350gも重く、「違うじゃないか!」と、結局キャンセルすることになりました。
本国では早い段階で、「仕様を変更したので重くなる」というアナウンスがあったようですが、なぜか日本には届いていない、のか、届いていても、誰かが放置したのかも知れないけれど、ショップは全く知りませんでした。300kになんなんとする高額商品、重量は選択の大切な要素であることは十分承知のはずなのに、供給する側は実にいい加減なのであります。
おまけに、こうした経緯があってもキャンセルになったら、ショップのノルマクリアの対象にはならんとかで、某ナンベーの社長がブツブツ言っております。もうけもチャラになったし。
もとはと言えばメーカーもしくは日本法人のチョンボでしょうに。
TREKは、品質保持のために通販、値引きを厳しく禁じ、ショップも厳選して卸しています。スポーツ向け自転車の正しい普及には、大変見習うべき姿勢だと思っておりますが、今回の一連の経緯は、そーした姿勢とは矛盾、してますねぇ。
売れすぎて、ユーザーの視点が欠けてきた、のではないでしょうな。


<テンションの見直し>2006/6/11
ボントレガー・レースXライトを使っている朝練仲間が、「スポークのテンションを上げてみました」と。いつもの練習コースに踏み倒して追いかけっこをする緩い下りがあるのですが、ここでよれる感じがするというのがその理由です。
リアスプロケット側で4分の1回転、その他は6分の1回転程度だそうですが、効果は抜群、安定感が増し、平地のかかりもグンと良くなったとか。実際、元気良かったし。
使い始めて1年ちょっと。このホイール、もともと精度の良い方ではありませんし、調整は不可欠、なんでしょうね。

<大丈夫?=>ウルトラ・トルク>
カンパの新しいBBシステム、「ウルトラ・トルク」の写真や取り付け説明図などが欧米のサイトに出回っています。
BB中央で結合するユニークな方法ですが、「大丈夫かいな?」ってのが仲間うちの一致した感想です。結合部分のスプラインが緩むんじゃないか、というのが一点。さらにフレーム側の精度が悪いと、まっすぐ付かないんじゃないの? という不安。
カンパは、イタリアのトップアマクラスでテストを繰り返してから発売するのが常なので、大丈夫、という意見と、時々、飛んでもない外れ、を出すので、今回は外れ! という意見とに分かれております。
結局、力のあるメンバーを焚き付けて耐久テストをしてもらい、大丈夫だったら考えようかな?というあたりで話はまとまっております。
・・・問題はフレームの精度だな。何か仕掛けがあるか、なければしゃちょーの不快指数がまた、上がる、とゆーことで。┐(-。ー;)┌

<猛暑対策>2006/7/23
体がソフトクリームで出来てるんじゃないか、と思うほど暑さに弱いので、夏の間は、午前10時過ぎには走るのをやめております。猛暑対策にもってこいのキャップが出回っています。
「Coolbit racing G5」なる商品名のキャップです。首筋の部分を水に浸してたっぷり水を含ませてかぶり、直射日光を遮ると同時に気化熱で冷やすという仕組み。梅雨が長引いていることもあり、まだ本格的な暑さには遭遇しておりませんが、先日試したところ、大変ひんやりして気持ちがよろしい。これで少しは溶けるのが防げるかも。

<SHAMAL復活>2006/7/26
Campyのタイムトライアル用Wheelとして名高いShamalが復活するようです。ただエアロホイールとしてではなく、EURUSの軽量版、みたいな位置付けかな? リムハイトはEURUSなみ、で、HUBをカーボン化して前後で1385gとか。欧米サイトであちこち出回ってます、リンク張るのがめんどくさいので検索してみて下さい。個人的には、G3でなければ考えたんだけど・・・・m(_ _)m

<カンパホイールの命名法>2006/7/26
Shamalの話を書いていて思い出したんだけど、カンパの完組ホイールは一定の規則で名前を付けています。
ノーマルリムは物理学用語、これはつい最近のこと。
エアロ効果を歌うものは風に由来するもの。こちらが元祖なんですが。さて、まとめてみましょうか。
HYPERON     重核子 
NEUTRON     中性子 
NUCLEON     核粒子 
PROTON      陽子
 
EURUS       ギリシャ神話の東風の神 
ZONDA       アンデス山脈東側に吹く風 
SCIROCCO    サハラ砂漠から地中海に吹く砂混じりの熱風 
VENTO       イタリア語で風=ベンチレーションっていいますね
KHAMSIN     エジプトで3〜5月に吹く熱風 
BORA        アドリア海岸北部の乾いた北風 
SHAMAL      ペルシャ湾へ吹く初夏の乾いた熱風 
GHIBLI      サハラ砂漠に吹く熱風

値段の順番には並んでおりません。ノーマルハイトは物理学、それ以外は昔ながらの「風」であることが良く分かります。全部乾いた風なのが、モンスーンの国、日本と違うのが面白い。
ちなみに「風」をキーワードに名前を付けるのは車の世界で見かけます。マセラーティにKHAMSIN、BORA、GHIBLI、SHAMALがあるし、フォルクスワーゲンにもSCIROCCO、BORAがありましたよね。って二玄社刊「自動車アーカイヴ」(現在14巻)を引っ張り出して調べました。マセラーティって好きだな。
どうでもいいけど。m(_ _)m

<MAVICカーボン?>2006/8/11
あちこちで紹介されているので皆さんご存じとは思いますが、ツールでおおっぴらになったマビックカーボンホイール。日隈君が写真を撮って送ってくれました。
あのライトウエイトと同じスポークの張り方や、取って付けたようなシールもあって、いかにもOEMっぽい雰囲気に感じます。
さて、本気で発売するつもりなんだろうか? もう情報が流れているのかな?

<ステム14本! ┐(-。ー;)┌>2006/8/22
段ボール箱に詰め込んだスペアパーツ、一回整理してみようとリストを作ったら! ステムが14本も出てきて驚くより先にあきれてしまいました。MTB用1本、アヘッド用のグランモ1本を除いて全部100mm〜115mmのクイル型。グランモが3本、3Tステイタスが2本・・・・。
レコード9速スプロケットは5セット!カンパポンプアダプターが3個・・・・。
手持ちのバラのフレームは5本しかないのに。
さらに、マニアが集めるようなレコード変速機なんて気の利いたものはないかわりに、サンプレのチェンリングとかチェンガードとかイデアルのヤグラとかおかしなモノがごろごろあることも判明。
大抵がオークションで「今、手に入れないとなくなる!」と強迫観念にかられて購入したものばかり。我ながら何を考えて買ったやら。(*_*)

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