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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2008/3)

<ナゾのSSC>2008/3/22
MAVIC SSCは'80年代から'90年代半ばまで生産されたチューブラーリムです。剛性、精度ついでに値段、どれをとっても当時としてはこれ以上のリムはない、と断言できる最高級品です。'83年のツール・ド・フランスでは出場14チーム中13チームが使用していたといいます。
通常版(395g:幅20mm)と強化版のParis-Roubaix(400g:幅21.5mm)があって通常版はシルバーとブルーアルマイト、Paris-Roubaixはグレーアルマイトなのですが、写真のものはアルミ梨地仕上げのうえにグレーの塗装がかかっています。シールも「SSC NO4 Cr.D」と見慣れない品番が入っています。
時代的には'90年代初め頃でしょうか。カタログなどがないのでどういうものかわかりません。どなたかご教示願えれば・・・・。
ちなみに金色(ORO)のSSCもごく少数存在した、という話を聞いたことがあります。もしこちらもご存じの方がいらっしゃればぜひご教示下さい。現物があれば一番良いのですが。
(^^ゞ

<10年ぶりのローラー>2008/3/23
10年ぶりにローラー台を購入しました。イタリアはELITE社のVelodrome parabolic roller という製品。
50代半ばにもなって何か企んでいるわけはなく、このところ日曜日ぐらいしか走れず、それも天気が悪い日が続いているので運動不足を補いたい、程度の軽い気持ちです。
ローラー台といえばリア固定式が一般的になっているようで、3本ローラーに乗ったことのない方は多いと思います。
素人がインターバルトレーニングをやる目的なら固定式の方が、落車(落ローラー?)の心配がない分、安心でしょう。ただし3本ローラーの方がペダリングスキル、回転力などは確実に身に付きます。個人的には、固定式はいよいよコマネズミみたいな気分になるので、好きではない、というのもあるな。
朝練恒例の土曜夜打ち合わせで集まったメンバーがさっそく挑戦しておりました。この製品、ローラーが樹脂製で軽いせいか、静かなのは良いのですがハンドリングが大変敏感です。以前使っていたミノウラのアクションマグローラーは、軽いギアでもちょっと踏み込めば自転車が自立してくれて楽に乗れるのですが、こやつはその感覚が大変薄い。
試乗した社長も認めていましたので、私が下手くそ、というだけでもなさそうです。ただ今朝、30分ほど乗ったら真っ直ぐ走るようになりましたから、敏感は敏感だけれども慣れの問題、というレベルかも知れません。
それでも最初は怖いものなので、初めての方にはミノウラの方が乗りやすいと思います。

<ナゾのSSC 答え>2008/3/29
塗装のSSCについて書いたところ、関東の方からご教示いただきました。
これは'80年代後半に少量出回ったもので、Paris-Roubaixとほぼ同じらしい。使った感じもほとんど変わらないということです。
またプロ供給用には無数のバージョンが存在したそうで、軽量リムのGL330やGL280にもSSC版があったとのこと。いずれも重量は表記よりかなり重かったそうです。
社長も、ぜひ福岡へおいで下さい、とのことでした。
大変ありがとうございました。

<PISTA more PISTA!!>2008/3/30
2月の久留米競輪場記録会以来、南米朝練にちょっとしたピストブームが起きております。何人がピストを造ったんだろ?
ありがたいことに古くからいろんな場面でご指導いただいている某プロ選手が、今のところ使っていないフレームを何本も貸し出してくれました。
一番手前のNAMBEIフレームは、世界戦に出場した時のもので、極端に短いリアセンターをクリアするためにダウンチューブを凹ませているのがおわかりでしょうか。ここに写っている以外にも某ショップの在庫が何本も出てくるんですな、これが。パーツも詳しくは書けないけれども、適当に見繕ってくれるものがちょっと曰く言い難くて、ともかくも某プロ選手、某ショップともに蓄積の深さには驚かされるばかりです。

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