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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2008/4〜5)

<理科弁当\(^o^)/>2008/4/6
recumbent_01.jpg (218012 バイト)ちょっと変わった形のリカンベント(recumbent)と呼ばれる自転車です。ご覧のように、背もたれ付きのいすにどっかりと座り、足を投げ出すようにして前のペダルを回します。どっかりと座れるので疲れが少なく長距離を速く楽に走れることから、だだっ広いアメリカなどでは大変人気があるそうです。
これはTartarugaなる日本のメーカーが発売しているものです。3速の内装変速機に8段のディレイラーを組み合わせてあります。
クランクがサドルより低い位置にあり、ハンドルも一般の自転車と同じ形状です。リカンベントは、メーカーによってかなり形状が違います。かなり低く座ってクランクがサドルよりも高い位置にあるもの、ハンドルがサドル脇にあるものなど、様々です。数年前に乗ったことのあるTREK社のは、クランクが前輪より前に付いていましたっけ。
けっこうクイックだった覚えがありますが、それに比べるとこれはハンドリングにややクセがあって曲がりにくい、と思うけどまぁ乗りやすい部類でしょうかねぇ。
これで坂を上り下りはしたくないけれど、糸島半島快走ランなんてとっても快適だと思うなぁ。
お値段は200Kで万札1枚以上おつりが来る程度。かなり安いと思います。
ちなみに「Tartaruga」ってイタリア語で亀のことらしいです。
写真はこちら

<南米商会ブログ開設>2008/4/10
日頃お世話になっているプロショップ「南米商会」が、ブログを開設する運びとなりました。
従来は自転車雑誌1誌に広告を出していたのですが、折からの自転車ブーム、たくさんの雑誌が発行されるようになって1誌だけでは費用対効果が疑問。ネットの方が多くの情報を素早く発信できる、などが理由でしょうか。
小さなお店ですので、更新担当は常連さんの一人。もちろん私ではありません。
試乗車や新製品の情報、人気車種、売れ筋情報などなど役に立つネタで埋まることでしょう。
こちら<自転車三昧>は、相変わらず役に立たない話を書いていきます。
m(_ _)m

<アメMASIとなぜ書かぬ>2008/4/12
アメリカンMASIのカタログを見る機会がありました。最近、某代理店が取り扱いを始め雑誌などにも掲載されています。でカタログ曰く「イタリア人のフレームビルダー Faliero Masi が1949年に立ち上げたイタリアの中でも歴史のある老舗ロードブランド」であって「数々のチャンピオンがMASIのクロモリバイクに乗り勝利してきた」「現在、MASIは、伝統のクロモリフレームは継承しつつ、時代に合ったバイク作りを心掛けており(中略)幅広いユーザーから世界中で支持されている」とあります。表紙には「MILANO」と入ったヘッドマークをあしらい、イタリアンブランドであることを強く印象付けるカタログです。どこをどう読んでも、アメリカを本拠にしているブランドであることは分かりません。
イタリアMASIの二代目、アルベルトの最近の動向を良く知らないので、アメMASIと手打ちでもしたかいな?と思って、代理店にアルベルトと関係あるかどうか尋ねたところ、「アメリカにFaliero氏が進出したのがきっかけでグローバルなブランドとしてMASIの名が世界に知られるようになりました。現在のMASIは、その流れを引き継いでおり、イタリアでの工房の生産ではございません」との返事。状況は変わっていないのね。
MASIは、創業者のFaliero(ファリエロ)が1973年から数年間、アメリカに渡って製作をした時期があります。もちろん本家は二代目が継いでいたので、イタリアとアメリカに同じ名前のブランドが並立する、という他に例のないブランドです。
俗に、本家を「イタリアンMASI」、アメリカでFalieroとMario Confente, Brian Baylisらの弟子たちが製作したものを「アメリカンMASI」と呼んでいます。
アメリカンMASIは、Falieroが帰国後、いろんな問題が起きて第三者の手に商標権が渡っています。現在のアメリカンMASIは、イタリアとは関係なくアメリカのブランドとして独自に進化したメーカーで、本家のものとはまったく違う雰囲気を持っています。どちらが良い悪いという問題ではありません。
某代理店のカタログは、間違ったことはひとつも書いていない。しかしMASIを扱う以上、どちらのMASIなのかきちんと説明するのは当然のことと思うけどなぁ。私などはひねくれていますから、必要な情報を出さないのはユーザーをミスリードする意図があるのではと疑ってしまいます。
製品に自信があるのなら、こういう由来はぜひ紹介しなくては。

<色見本は缶ビール>2008/4/20
朝練常連の新しいフレームが完成しました。もちろんメーカー品ではありません。
由来は許可が下りてから紹介するとして、フォーククラウンに金色が入ったりしてなかなか良い雰囲気です。
色見本は缶ビール。こーゆー色調と配色のビール、思い当たりますよね。
食品業界に身を置く常連に聞くと、ビールに限らずお菓子などもパッケージに大変気を遣うのだそうな。まず手に取ってもらわないと始まらない、ということです。派手であれば良いというものではなくて、商品のイメージに合ったデザイン、配色が決まるまで何度も検討を繰り返すとか。
そういう目で見ると、確かに缶ビールの色は良いですね。フレームにも使えそうな色が結構あります。丸いのでイメージがつかみやすい、と言うこともあるな。ついでにヘッドマークに使えそうな絵も付いてるし・・・・。
エビスの金、赤、緑、黒。麒麟のスパークリングホップの緑、ゼロのホワイトもきれい。サントリーモルツのアイボリーとかもいいですね。塗り替え待ちのフレームがあるんだけど、これで選ぼうかな。

<SHIMANO製乾電池!まさか>2008/4/26
ブリヂストン社のハイブリッドバイクに見慣れないSHIMANOの単三乾電池が!
んなわけはないのでして。Vブレーキにつながっているのがおわかりかと。筒の中にはコイルバネが入っていて、ブレーキを握るとこのバネが緩衝装置の役目をしてパニックブレーキ時のロックを防ぐ仕組みです。自動車のABSみたいなもので簡単な構造ですが効果はてきめんとのこと。
これまで気が付きませんでしたが、アメリカブランドのハイブリッドバイクにも台湾製のものが付いていました。しかし径が細くてバネが弱く、効き目はあんまり期待出来なさそう。さすがにSHIMANO製の方が遙かに出来が良いようです。
スポーツバイクを始める方が選ぶことの多いハイブリッドバイク、ガツンと利いてしまうVブレーキよりカンチブレーキを使った方が良い、と思いますが、MTBでVブレーキが普及してしまった後ではコストを考えるとやむを得んのだろうな。こうした小物で事故が防げれば、良いことだと思います。
しかし、銀色の筒に臙脂の腹巻き、ってデザインは乾電池にしか見えん。SHIMANOって(真面目に造ったものは)性能も品質も一流なのに、デザインがあか抜けないのは何でやねん。
(-.-)

<タイラップは便利>2008/5/5
実はMy bicyclesでご紹介した他に、ビアンキがあります。700Cのスタッガードタイプのシティバイクですが、もっぱら愛犬のお散歩用だけに使っているという・・・・。
愛犬ソラオ(ロングコートチワワ、ややでかい)は前籠に乗り、籠の縁に前足を踏ん張って威張って風を切って散歩に出かけます。すれ違う女子高校生が「ワァ かわゆい」と振り返るのは、チワワとハンドルを握るおやぢの対比のせいでありましょう。
で、本題。
シティバイクにママチャリのような大きな籠は、本来付きません。そこで引っ張り出したのがタイラップ(結束バンド)。初代の前籠は家具店で見つけてきたラタン製。下に補強板を入れ、あちこちをタイラップで縛り付ければ下手な金具で止めるよりもしっかりと固定できます。
くくりつけて3年を経過、色あせて汚くなったのでステンレス製の籠と取り替えました。これもそのままでは取り付けられないのでタイラップのお世話になりました。
その他にも、ワイヤケーブルの固定などタイラップは大変重宝な小物です。

<福岡市西部の激坂は?>2008/5/29
mizunasi.gif (126812 バイト)数年前から、地図ソフト「カシミール」を入れたいと思いながら延び延びになっていましたが、遅ればせながらインストールしてサイクリングマップ作成に重宝しています。
で、ホームグラウンドである福岡市西部一帯の勾配を調べて遊んでおりますが、一番の激坂は何といっても瑞梅寺ダムから水無鍾乳洞に抜ける道。車が一台やっと通れるほどのセメント張りの道ですが、行程約3.5kmで標高差は296m。平均で8.3%の勾配。下りを除いて登りだけを計算すると13%平均となります。わずか50m足らずで20mも上がるところがあり、いくら瞬間値とは言え勾配は実に40%、角度にして21度。私の知る限り、ロードレーサーで足を付かずに登り切ったのは登坂大魔王H氏ぐらい、というのも納得してしまいます。
ちなみに、雷山・千如寺にいたる激坂は千如寺手前の激坂区間で17%程度、激坂の始まりに瞬間30%という場所があります。
道路改修で激坂となった三瀬峠の旧道入り口付近が約20%ありました。
ところで、朝練の登坂かけっこセクション、内野〜曲渕は平均4%、最大で10%程度。30km/h半ばで必死に付いていく芥屋ゴルフ場横も4%程度。自分のペースで上がるしかない激坂よりも、引きずり回される緩い坂の方が心臓には悪い、とも言えそうです。

<11速 Super Record?>2008/5/31
ネット上にCampa2009モデルの噂が流れ始めました。11速で「Super Record」の名前が復活するのだそうな。より幅の狭いチェーンを使い、ホイールは従来通り。エルゴレバーは形が変わる(現行のレバーフード、ストックしなきゃ)らしい。
他に完組ホイールにセラミックベアリング、チューブラーバージョン。電動メカの発売はなし等々、まだ写真は出ていないようですが、さて。眉唾で外れても笑って見過ごして下さい。
m(_ _)m
http://www.campyonly.com/rumors.html

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