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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2008/10〜12)

<ポンプの掃除>2008/10/4
フロアポンプ(SILCA PISTA)の調子が悪くなったので、掃除することにしました。
空気が入らないわけではないのですが、本来なら圧をかけるとメーターの針がピタリピタリと止まってくれて小気味良いのが、止まらずにだらしなく萎えるように針が落ちるようになったためです(誰ですか?持ち主に似てきた、などと言うのは)。
メーターの付け根のボルト(14mm)を外すと、バネに支えられた逆流防止の弁が出てきます。この弁の先端(赤丸部分)をきれいに拭い、ポンプ側は2,3回カラ打ちした後、元通りに組み立てれば完了。
再び小気味良く針が止まって、ついでにエアの入りもかなり良くなったような気がします。
SILCAのフロアポンプは胴体がしっかりしていて高圧が良く入るし、パッキンなどの補修部品もきちんと揃っているので長年安心して使えます。最近は口金のゴムの質が悪いので、ここをヒラメに替えれば申し分ありません。他のフロアポンプの倍はする高価なものですが、そのぐらいの価値はあると思います。

<BSのWOタイヤ>2008/10/12
雑誌等にも紹介されたそうなので、解禁。Bridgestoneが開発したWOタイヤ「EXTENZA」を朝練メンバーがモニターしてました。
自動車やオートバイ競技の世界ではBSの名はつとに知られておりますが、自転車レース用タイヤはこれが初めてです。
WOで大きなシェアを持つMichelinの最高級品PRO3をターゲットに、自身の実業団チームで開発を進めたといいますから、かなり力を入れているようです。
使用したメンバーは、下りが異様に速い長距離大好き人間。彼が言うには「とにかく下りで食い付くし、剛性が高く素直なので安心して倒し込める。PRO3よりも上。乗り心地も良く平地も転がる」とか。
ひと皮むけるまでは乗り心地が硬く、平地で粘るような感触があったようですが100kmを超えてから、印象が一変し、先のようにベタ褒めとなったようです。
重量はPRO3と同じ205g。値段も同等。後は耐久性がどれだけあるか、ですね。
で、タイヤサイドのロゴの上にうっすらと筋が付いているのがお分かりでしょうか。今日の朝練、来週のヒルクライム大会に向けて、予行演習代わりに板屋峠に登り、その後、南畑ダム方面に下ったのですが、その長い下りで付いたもの。こんなところまで倒し込んだのね。
(^_^;)
本人は「あと1度、倒せましたね」と言っておりました・・・・。よい子はまねをしないように。
(^_^;)

<こんなもんですよ、というお店>2008/11/8
初めて買ったロードレーサー。両シートステイと車輪の間隔が左右で違っている、つまり車輪が傾いて付いている、芯が出ていないことに気付いた人が、買った店に相談に行きました。
帰ってきた返事「1.5mmぐらい普通ですよ。レースに出る訳じゃないんでしょ」
(-.-)
納得いかない顔をしていたら、「それじゃ取り替えますよ」
(-.-)
実話です。
そのブランドは確かに、1.5mmぐらい狂っているのは当たり前なので、その点正直っちゃぁ正直だが、それをさも当然のようにヌケヌケとお客さんに言い放つ神経はさっぱり理解できません。
そのショップのラインナップからすれば、確かに普及価格帯の物ではあるけれども、毎月の給料の中からコツコツと貯めてようやく手に入れたロードレーサーなのにね。お客さんの気持ちを何も考えておらん。
ちなみに芯が出ていないのが普通なのではなく、まともなメーカーのロードレーサーはちゃんと芯が出ております。まともなショップなら、エンドを削ってちゃんと芯を出して納めます。お客さんにとっては高かろうが安かろうが、大事なロードレーサー。芯も出ていないスポーツ用自転車を平気で売りつけたうえに、それが当たり前のように言うショップが本当にあるんですね。
MADON狂ってたら、どうするのかね。見てみたい。(^▽^ケケケ
この他にも、面白い話いろいろ聞いたけど、今日はここまで。
ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
鳴り物入りで福岡市の中心部にオープンしたショップ(プロショップとは言いたくない)のお話でした。

<KING3 復活!!>
世の中には、すごい技術を持った人がいるもんです。大阪の会社が見事な補修をしたKING3の塗装が出来上がってきました。
シルバーの色合わせは大変に難しいのですが、ほとんど元通りになって帰ってきました。ロゴも一部が消えていましたが、こちらも寸分たがわず再現されています。このためだけに同じ色目のカーボンシートを探し出して作ったとか。
塗装を引き受けたのは福岡市のアマチュアです。大変にマニアックな方で、この他にもちょっと信じられないような工作をされているとかで、一度、拝見してみたいものです。このフレーム、すでにパーツ組み付けも終わり、無事に持ち主の元に帰っています。また朝練にも、このきれいな姿を見せてくれると思います。

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