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新しいパーツやメーカーの噂、非力なローディーの試乗記、複雑怪奇なパーツの互換性をクリアする方法etc・・・。自転車雑誌やプロショップでは相手にされないお話を集めてみました。随時更新します。
 ただし、あくまで「噂」と「裏技」です。眉にツバを付けてお読みください。安全のためには「裏技」はお試しにならないほうがよいか、と(^^;) 思います。
(2009/6)

<Challenge Criterium>2009/6/14
Challenge Criteriumというチューブラータイヤを試してみました。
持っているロードレーサーはすべてチューブラー仕様という、時代に取り残された人間ですが、福岡では現実的な選択肢はVittoriaぐらい。たまには別のを、とお願いして取ってもらったのがこれ。かつてのブランド「Clement(クレメン)」の生産設備を買い取って造られているとかで、年配のファンには懐かしい名前がラインナップされています。
Criteriumは、21Cで250g。値段も1本10Kでちょっとおつりが来るくらいでCorsa CX とほぼ同じ。空気圧は8〜14bar(!)が指定なので、普段使いのCorsa CXより1bar高い9barで試しました。
大変しなやかな乗り心地が印象的で、踏み出しが軽く良く転がる感じがします。グリップもしっかりしてなかなか良いタイヤです。特にしなやかさは、CXより上だと思います。
ただ公道で9barというのは68kg半ばの人間でも明らかに入れすぎ。路面の不整で跳ねる場面が幾度もありました。8barで同じように踏み出しが軽いなら、いいのですがね。今度、試してみましょう。

競輪タイヤ・1>2009/6/14
先日、名古屋在のNさんから競輪タイヤのバルブについてのお尋ねがありましたが、さっそく現役プロNAGIちゃんが一本持ってきてくれました。
こうしたプロ用機材は遠目で見ることはあっても、なかなか詳細に見る機会はないものです。さっそく細かく拝見させてもらいました。
さて、競輪タイヤのバルブは「英式」です。いわゆるママチャリのバルブと同じもの。ただし写真でお分かりのようにサイズが小さく、バルブ本体の直径はわずか6mm程度しかありません。押さえナットがなかったらフレンチバルブと間違えそうなサイズです。
で、構造は、というと・・・・・・(2に続く)

<競輪タイヤ・2>2009/6/20
競輪用バルブの構造は左の写真でお分かりの通り、本体とそれに収まる「虫(コア)」と、それを押さえるナットの3つで構成されています。ママチャリの英式バルブとは「コア」が違うように見えますが、これと同じ虫ゴムを使わない形式のものも「スーパー虫」などと呼ばれて売られています。
虫ゴムがないので長持ちするんだとか。
高圧をかけるために虫ゴムがないのか、と思っていたら、大昔(30年ぐらい前?)は、虫ゴムが付いていたらしい。
英式だから圧がかからない、ってのは実は常識のウソで形式には関係しないというのが本当のところらしいです。

<競輪タイヤ・3>2009/6/28
競輪用タイヤの走行履歴は厳しくチェックされているのをご存知でしょうか。
レースに使用できるタイヤは公認されたもののみで、本番用は、練習には一切使用禁止。レースに出場するごとにスタンプが押され、どれだけ使ったかすぐに分かるようになっています。
だいたい10場所程度でお役御免となり、それ以上の本番使用は禁止されます。わずか200kmほどしか走れない計算ですが、管理が悪くてサイドが汚れたりしても使用を禁じられることがあるといいます。
いくら超軽量で華奢なピスト競技用タイヤ、とはいえ本来の寿命ははるかに長いはず。
その筋の人から聞いたわけではないので、当て推量ですが、アクシデントの可能性を最小限にするためではないでしょうか。別に選手の体を心配しているのではサラサラなく、アクシデントによってレース結果が変わってしまうのが一番まずい、ということではないでしょうかね。
ついでに言えば、八百長の合図、と取られかねないものは当然、厳禁。ちょっと前までは靴下も禁止でしたから。タイヤの汚れはその延長上、ということでしょう。

<チンタラ通勤の効果>2009/6/28
自転車通勤を再開して約2か月が経過しました。1か月を過ぎるころから朝練の上りセクションで体が軽く、脚が良く回ります。
まぁ50歳半ばですので、絶対的な速さはありませんが、元々体重過多で平地瞬発系芸人、登りはドン亀としか言いようがないのが、短い距離や緩斜面では取りあえず付いていけるようになっているのだから、信じられません。
原因は、再開した自転車通勤の効果でしょうね。コースは試行錯誤した結果、自宅からいったん百道浜に出て海岸沿いから福浜、西公園を経由して赤坂の会社まで、に落ち着いています。距離約8km、これでは物足りないので西公園の周回道(1周1.2km)を適当に回って距離を稼いでいます。
大体20kmを1時間半弱というチンタラ通勤です。
断面図が西公園の周回道。5%程度の小さなアップダウンが意外にあるんですね。ただ、ここでも息が上がるようなことは一切なし。何せ、あの通勤短足号、速く走ろうなどという気が起きる代物ではないし。
これで体重はむしろ増え気味(相変わらず良く飲むうえに、食う量も増えた)です。
ともあれ「基礎作りには、毎日ゆっくり走る」が鉄則、と改めて認識させられました。

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