2010年夏
昨夏、四国行でめでたく日本一周を完結させた平田先生。今夏は、一周の途中でお付き合いが復活した旧友のお誘いでその友人が居を置く静岡に遠征しました。前回車で同行した旧友お二人とドイツ青年(壮年?)の3人を交えた道中となりました。
8月14日「うなぎを目指して」(御前崎〜浜松) 52km
朝6時、T君と散歩。曇りはOKだが、西から東に吹く風が気になる。おいしいクロワッサンの朝食をいただき9時スタート。
途中の浜岡原発のそばに風力発電がある。時々近くをサイクリングする玄海原発(佐賀県玄海町)のそばにも風力発電がある。これはペアなんかな? 少し風がアゲインストだが、昼前に着きたいので浜松まで、二時間一気に走る。
待ち合わせの高層ビル「アクト」のホテルオークラの立派なトイレで着替えを済まし、創業以来130年という伝統の味「村こし」へ。休まず走った甲斐があって運良く席が確保でき、"白焼き"と"うなぎとろろ茶漬け"を賞味する。 一杯目はそのままうな丼で、二杯目はうな茶漬けで。三杯目はとろろをかけて。おいしさを三度味わえ大満足。T君ご馳走さまでした。
暑さ疲れは一気に吹き飛び友人達との再会や良い思いでばかりの旅となった。浜松からはS君アン君と新大阪まで同行、それからは心地よい夢の中で博多へ。

本日の走行データ
D:52km
T:2h06m
A:24.7km/h
M:52km/h
還暦を過ぎて珍道中の同窓会。
ドイツからの楽しい仲間も二年連続で参加していつかこの珍道中をドイツでもやろうかと夢を語りながらの解散となった。

生は有限の道連れ旅  死は無限の一人旅
                                   山田風太郎

昨夏に続き、今夏もドイツから馳せ参じたアンドレアスさんは、毎回同行しているSさんの義弟です。
日本語も達者で、奥さんを里に残して男ばかりの道中を堪能したようです。その感想を寄稿してくれました。わかりやすく気取らない、大変上手な文章です。表記のスタイルは他の文章と合わせましたが、正直、ほとんど手を入れるところがありません。どうぞお楽しみ下さい。
平成22年 夏の男の旅
トンネルを抜けると、佐久間町の中部天竜の駅であった。
豊橋から飯田線の電車に乗ってきました。今年の夏の旅は、義理の兄と一緒に、2泊3日で静岡県へ行くことでした。
中部天竜に着くと、駅でまってくれた二人の友人と合流して四人で、東栄温泉に入りました。 温泉のお湯は、鉄分とマンガン分が多いと書いてあって、少しなめてみると塩辛かったです。
温泉の後は、友人の奥さんが、だいごちそうを作ってくださいました。
一番珍しかったのは、うなぎの肝のくしさしとまるままのユデダコでした。それをみんなではさみで切って、しょうが醤油で頂きながら、ドイツの「予言ダコ」のパウル君の話をしました。そのほかたくさんおいしい物を作ってくださいました。 お酒もすごくおいしかったです。 最後に、デザートは15`のすごい大きいスイカでした。 後はよく眠れました。
2日目、朝6時に起きて、朝の散歩をしてから、朝ごはんもう一回だいごちそうをいただきました。
その後、平田さんが自転車で出発、僕たち3人は車で出発しました。山の中の狭い、カーブの多い道を通って、秋葉神社がある頂上を見て、日本一大きな天狗の面を見て、写真をたくさん撮りました。
後は大井川鉄道の千頭の駅まで行って、汽車に乗りました。 蒸気機関車があって、子供のころのことをたくさん思い出しました。 親切な車掌さんがハーモニカを吹いてくれて、僕の国の曲を弾いてくれました。 うれしかったです。
晩御飯は御前崎にあるペンションに泊まって、フランス料理を頂きました。
食前酒にアサヒビール、食中酒にフランスの白と赤ワイン、食後酒にハイボールというカルバドスが入っているお酒を飲んで、気分がもっとよくなりました。
3日目の朝、御前崎から浜松へ車で行って、旅行の終りに、うなぎのだいごちそうを頂きました。 早い三日間でした。 とっても楽しくて、おいしくて、心もお腹も大満足でした。 みんなにとても親切にして頂いて本当にうれしかった。 有難うございました。